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  1. 越前市議会 2010-05-28
    06月03日-02号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成22年 6月第 4回定例会          平成22年第4回越前市議会定例会(第2号) 平成22年5月28日の会議に引き続き、平成22年6月3日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│          平成22年第4回越前市議会定例会議事日程           ││                        平成22年6月3日午前10時開議 ││  第 2 号                                  ││ 第1 議案第48号 越前市議会議員定数条例の制定について            ││ 第2 議案第43号 越前市市税賦課徴収条例の一部改正について          ││ 第3 議案第44号 職員の育児休業等に関する条例及び越前市職員の勤務時間、休暇 ││          等に関する条例の一部改正について               ││ 第4 議案第45号 越前市自転車置場設置及び管理条例の一部改正について     ││ 第5 議案第46号 越前市乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について   ││ 第6 議案第42号 平成22年度越前市一般会計補正予算(第1号)        ││ 第7 議案第47号 越前市児童育成手当条例の廃止について            ││ 第8 一般質問                                 │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第1 議案第48号 越前市議会議員定数条例の制定について 日程第2 議案第43号 越前市市税賦課徴収条例の一部改正について 日程第3 議案第44号 職員の育児休業等に関する条例及び越前市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について 日程第4 議案第45号 越前市自転車置場設置及び管理条例の一部改正について 日程第5 議案第46号 越前市乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について 日程第6 議案第42号 平成22年度越前市一般会計補正予算(第1号) 日程第7 議案第47号 越前市児童育成手当条例の廃止について 日程第8 一般質問  =======================================3 出席議員(24人)     1 番 川 崎 俊 之 君         2 番 吉 田 慶 一 君     3 番 細 川 かをり 君         4 番 三田村 輝 士 君     5 番 川 崎 悟 司 君         6 番 関   利英子 君     7 番 題 佛 臣 一 君         8 番 小 形 善 信 君     9 番 城 戸 茂 夫 君        10番 佐々木 富 基 君    11番 伊 藤 康 司 君        12番 大久保 恵 子 君    13番 西 野 与五郎 君        14番 福 田 往 世 君    15番 前 田 一 博 君        16番 中 西 眞 三 君    17番 上 山 直 行 君        18番 金 子 芳 巧 君    19番 福 田 修 治 君        20番 嵐     等 君    21番 前 田 修 治 君        22番 玉 村 正 夫 君    23番 玉 川 喜一郎 君        24番 片 粕 正二郎 君4 議  事       開議 午前10時00分 ○議長(金子芳巧君) これより本日の会議を開きます。 説明員のうち、細井市民生活部長から忌引きのため本日の会議の欠席届がありましたので、御了承願います。 また、この欠席の間、地方自治法第121条の規定による説明のための出席者に出淵保険年金課長佐々木市民自治推進課長が追加されましたので、御報告いたしておきます。 ここで、城戸茂夫君外5名の諸君から越前市議会議員定数条例の制定案が、また市長から越前市児童育成手当条例の廃止についての追加議案がそれぞれ提出され、その写しをお手元に印刷、配付してありますので、ごらん願います。 この際、申し上げます。 これより行います議案質疑につきましては、一問一答方式により、1議題につき質疑及び答弁を含めて30分以内の時間制限により行います。  ================ △日程第1 議案第48号 ○議長(金子芳巧君) 日程に入ります。 日程第1議案第48号越前市議会議員定数条例の制定についてを議題といたします。 本案に関して、提案者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 〔登壇〕ただいま議題となりました議案第48号越前市議会議員定数条例の制定につきまして、提出者を代表して提案理由並びにその趣旨を御説明いたします。 本案は、武生市と今立町の廃置分合、いわゆる合併協議に伴う議会の議員の定数を24人とする告示を受け、合併後初めてとなる平成18年7月の一般選挙から現在の24人を定数としているところでありますが、これを2人削減し定数を22人とする越前市議会議員定数条例を新たに制定しようとするものであります。 さて、本格的な地域主権改革の時代を迎えた今日、時代の動きに即応し、常に新たな取り組みが求められているところであります。このような中、住民自治の根幹をなす地方議会のあり方が問われており、市民に開かれた議会の果たす役割を再認識し、一層その機能の充実と政策提言能力を高めていかなければなりません。あわせて、議員みずからも、市民全体の奉仕者、代表者として、市民の意見を的確に把握し、責任と自覚を持って活動するとともに、見識を深め、自己の資質を高める不断の研さんに努めていかなければなりません。このことは、さきの3月定例会において議員提案として提出し制定された越前市議会基本条例の本旨として、議会及び議員の規範性がうたわれているところであり、今後一層の議会改革と議会の活性化を推進していくものであります。 このような中、同じく3月定例会に越前市自治連合会会長外5名から提出された請願第2号越前市議会議員定数削減を求める請願書については、議会運営委員会で審議が行われ、現在継続審査となっているところでありますが、住民自治の確立を目指し、自治体とともに協働事業を展開されている市民自治団体の請願として尊重いたすところであります。 当議会においても、北陸で初めての制定となった越前市議会基本条例の4月施行とあわせて、市民と市議会の語る会を全地区を対象に6会場で開催し、議会報告と市民の忌憚のない意見交換を通じ、市民への広報と広聴に努めてまいりました。その中で議員定数の削減に関する賛否両方の多くの御意見をいただいたことは、議会みずからの改革や自治連合会の請願に対する関心を示しているものと考えております。 一方で、基本条例の第6章に掲げる政治倫理及び定数の条項にある議員定数に関して多角的に検討を進めるべく、議員アンケート調査等を実施するなど、全議員による協議をこれまで3回開催し、議員間の議論を深めるとともに、議会運営委員会の席上で請願者である自治連合会から請願の趣旨内容の説明を拝聴するなど、議員定数の削減の是非について議論を重ねてまいりました。 議員からは、議員協議会の中で、全国類似自治体94市の中では定数24人は平均値であり、全国の一般市並みであるとの意見が出され、また議員は地域を代表する性格も持ち合わせていることもあり、定数削減に関しては慎重に議論されたいとの意見も出されました。 議員協議会の結果として、まず5月21日に開催した2回目の議員協議会では、直近の一般選挙から議員定数を削減することに対する賛成者は14人で、反対が10人でありました。この定数削減に対する賛成者から、適当と考える議員定数アンケートを実施したところ、定数18が5人、20が1人、21が5人、22が2人、23が1人という結果でありました。 次に、5月28日に開催した最終となる議員協議会では、闊達な賛否議論をいただく中、直近となる一般選挙からの定数削減に対して、投票による賛成者は、議員24名中12名、反対11名、白票1名でありました。いずれも、結果としては定数削減の賛成者が上回ったところでありますが、賛否拮抗した状況であったことを御報告いたします。 これを受け、議会運営委員会に一任することで、直ちに議会運営委員会を開催し、審議に入りました。審議の結果、議員定数を削減する賛成の意見として、行財政改革が従来にも増して重要になっている今日、実効的な行財政改革を進めていくために、国、地方も効率的な行政運営を一層推進してなくてはならなく、議会みずからも率先して議員定数の削減を提案していくことは当然であるとの判断がなされました。よって、議員6名による賛成多数にて、直近の一般選挙から、議員定数24名を2人削減し、定数を22人とする議員提案による条例制定案を本日提案いたしたものであります。 この条例は、平成22年6月14日から施行し、同日以後初めてその期日を告示される一般選挙から適用いたそうとするものであります。 以上、提案理由並びに経過等を含めた趣旨の説明を申し上げましたが、よろしく御審議いただき、議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 なお、議員定数削減を求める請願者の趣旨内容を拝聴したことに触れましたが、市も議会も自治連合会も、目指すところは住民自治の推進であります。ただ地方議会は、日本国憲法第8章地方自治並びに地方自治法第6章議会に定められた普通地方公共団体の機関であり、その合議体としての使命と役割があり、自治連合会の役割とは本質的に異なることは今さら申すまでもありません。 我々議会は、今後とも議会基本条例の本旨に基づき、市民に開かれた議会を目指し、地域に出向き、地域の課題等を拝聴する中で、市民の意見を議会に反映し、議会のあり方を市民に説明できるよう一層の努力をいたしてまいりたいと考えております。 以上、このたびの議員定数削減に関する議論の中で出された議員からの意見を申し添え、説明といたします。 以上です。 ○議長(金子芳巧君) 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 細川かをり君。 ◆(細川かをり君) ただいまの提案に2点質問をさせていただきます。 まず1点目なんですけれども、先ほどのその提案理由の中で、行財政改革っていうものが、議運の中でこの22名を削減しなきゃいけないその理由として述べられておりました。まず、これに関してお伺いをいたします。 先ほどの提案の中にもありましたけれども、地方分権一括法が実施されまして、地方議会の役割っていうものが大変大きくなってまいりました。議決事件として追加されるものでも、総合計画など法定の計画、法定受託事務、議会に経営状況の報告を要する法人の範囲の拡大、債務も許可制から協議制になったということで、本当にたくさんの責任を基礎自治体が負うわけですから、当然のごとくそれらをしっかりと見ていく地方議会の役割っていうのは大きくなり、責任が重くなり、その充実をしていかなきゃいけない、これは今述べられた中にもありましたから一緒だと思います。 その議会を充実強化していくというような、そういったような必要性がある中で、行財政改革と言われたんですけれども、実際には、平成になりまして市町の合併が進み、地方議会というのは大変汗を既に流しております。定数も、全国、マクロでいいますと6万人から4万人というぐあいに定数も減らしてきた、それから財政的なものも当然それに伴って減ります。 当越前市におきましても、合併前、旧今立、旧武生、両方ともの議会の議員の、議会事務費は抜きまして、議員の報酬の総額が、ざっくりの計算ですけれども、2億6,500万円ぐらいであったのが、今現在24名の議員で1億4,860万円、合併前を100%としますと6割以下の、もう既に行財政改革というか、議員の報酬だけでいいますと減らしてきているわけです。それをさらに、行財政改革の必要性からこの2名減を提案されるのであるとしたら、以前100%というのに比べまして一体どこまでの行財政改革で議員報酬を減らすというものが妥当であると考えられたのか、その行財政改革に関しましてもう少し詳しくお聞かせください。 もう一点ですけれども、私は今回、この22名というものの御提案に対し賛成しようか、反対しようか、ポイントはただ一つだと思ってまいりました。私の持論は、少数精鋭でいくべきだと思っております。また、今回議会の定数が問われたというよりは、議会の活動の内容あるいは質、そういったものが問われているなと思っております。ですから、数を減らすだけではなくって、どのように議会を活性化し、資質を上げていくかというところが大事なんだなと思っておりますので、今後の議会のありようとか、議員のありようとか、そういったものの目指すべき姿というものがある程度合意された上で定数が出てくるものだと思っております。ですから、もっと中・長期的に話し合うべきではないかと思っておりますが、少数精鋭ですから、少数という方向性としては納得ができる部分もあります。 それで、この22という数が、これが決着なのか、それともこれから少数精鋭を目指す条件整備なども含めて、一通加点としての22なのか、そこのところをどのようにお考えで、どのような議論があったか、どのような見通しのもとに提案されたのか、議論されたことをお教えください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 今細川議員の質問お答えをいたしますが、すべて提案理由で述べたとおりでありますけども、これまで数多くの議員同士の話し合いを重ねてまいったことは細川議員も御承知の上だと思います。 御質問の1番目の行革についての御質問です。これは、恐らく議員2人を減らして幾ら浮くのかという観点からの御質問だと思いますが、私は、この越前市議会、北陸で先駆けて議会基本条例を制定したこの議会の誇りとして、これから、今各地方自治体が自主財源の確保が非常に厳しい中、住民もこの経済不況で非常に困っています。ここで、やはり行政と一緒に、議会の両輪と言われてますから、議会が率先してこの身を切ることで、行政に対して行革推進を初めて訴えることができると、私はそのように考えております。 もう一つ、22名減らして、定数削減して、議会の活性化とか議員の資質の向上につながるかという御質問であります。 私も、定数を削減して、必ずしもそれが議員の資質向上に直ちにつながるというふうには考えておりません。しかし、今回いろいろ議論がありました。今回の議員削減、議員みずからが身を切ることですから、その4年後の次回からでいいんじゃないかとか、もっと論議を深めてからと、いろんな考えも出てくる、これは私も当然同じ考えも理解できます。しかし、この22名っていうのは、今後4年後、6年後、ごめんなさい、ずっとこれから将来、議員定数の削減っていうのは永遠のテーマだと私は考えておりますので、22名が終点というふうには議会運営委員会の委員はどなたもお考えになっていないと私は考えております。 細川議員も傍聴されてよく御存じだと思いますけども、議員協議会で議論は出尽くしました。ですから、その後を受けた議会運営委員会では議論はなされなかった。議会運営委員の総意でこの条例の提案に至ったことであります。 以上、お答えといたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 細川かをり君。 ◆(細川かをり君) 行財政改革、6割以下ではまだまだで、もっと律していこうというようなお考えであるということは今の御説明で理解できました。 その次のことは、もう一度ちょっと確認をさせていただきますが、この22っていうのが、今回の結論が決着ではなくって、これから先、条件整備、特に私などは、若い人が出やすい環境っていうものを考えていかないとなかなか幅広い層が集まる議会にはなりにくいなと思っておりますが、そういった条件整備も含めて、これからも議会で議論していく、これからもこの議論を継続していくというもとにこの数を出してきたと理解してよろしいんですね。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) ここで、この時点で、この22名の次のことに対して踏み込んだ答弁はできかねます。ただ、議会基本条例を制定した議会ですから、その改選後、この議会はきっと委員会をつくってさらなる議会の活性化に邁進していくんだと、私はそういうふうに信じております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 細川かをり君。 ◆(細川かをり君) もっと絞ります。 議運ではこれからのことについては御議論なかったと、これからその条件整備を継続していくという議論はなかったということですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 現在の議会運営委員会に与えられた権限の範囲では、次に踏み込むことには議論が進まないというのが自然な流れじゃないかなっていうふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 前田修治君。
    ◆(前田修治君) お尋ねをいたします。 提案の中で、1つはこれから本格的な地域主権改革の時代を迎えた今日ということで、議会の果たす役割のその重要性が言われてるというふうに思います。そして、もう一点目は、行財政改革が従来にも増して重要になっている今日、実効的な行財政改革を進めていくためにということが言われております。 しかしながら、地方自治体というのは執行機関である首長と議事機関である議会の議員を住民の直接選挙で選ぶ二元代表制をとっておりまして、それぞれ独自の権限と役割を持っているわけであります。議会は、地域における政治の機関であって、行政体制の一部ではありません。したがって、議員定数の問題っていうのは、単に行政の簡素や合理化と同じ観点からのみ論ずる問題ではないというふうに思っております。 そうした点で、経費の削減ということについては私も同感でありますし、無駄な金は、税金は絶対に使ってはなりません。そうした点で、この議会の経費が果たして、この人件費、いわゆる議員の歳費だけの問題なのか、このこともしっかりとやっぱり明記をする必要があるし、そのこともきちんとお話をしていただきたかったなというふうに思うんです。 不要不急の議会の経費、それから市勢発展にさして貢献しない海外視察などの問題、こういう経費削減等について努力をしてきた結果、もうその議員の削減しかないと、こういうところに至ったのであれば、まだ一定のその説得力もありますけれども、いわゆる海外視察等で年間600万円余りを使っていながら、これがその市民の同意が得られるかという問題です。この不況の中で、市民が海外どころか国内の温泉一泊旅行もなかなか行けないという時代に、議員がこういう税金使って海外視察行ってる、このことはほかへ置いておいて、ただ経費の削減ということで市民の代表である議員を減らす、市民の権利を縮小するような、こういうことを先にやる、このことについてはどのようにお考えでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 提案理由で繰り返し述べてまいりましたけども、今前田議員の御質問の、行革の分野は細川議員にお答えしたとおりでございます。重複するので、省略させていただきますけども。 海外視察等無駄な経費の削減、これについては、これは議会運営委員会の議論も、全員協議会での議論も、まだそこへ踏み込んだことはなかったように私は記憶をしておりますけども、この議会の無駄を省くということは、これは当然継続して議会が取り組んでいく問題と思いますので、今回の定数削減と切り離して考えるべきもんではなくて、付随して一緒に考えていくもんだというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) つまり、今までそういう削減先にありきで、そのほかに議会の経費の中で無駄な点はないのかという、いわゆる仕分けをきちんとしてこなかった、このことは我々議会側の責任でありますけれども、やっぱりそこに先に手をつけるべきであって、その議員定数の削減というのは、先ほど申し上げましたが、やっぱり行政改革の、そういう行政機関と一緒に、同列で論じるべきでないし、ますます市民の少数意見や思いが市政に反映しなくなる、こういうことに我々議会みずからがやることではないというふうに思いますし、また期間的にも、この3カ月足らずの間でばたばたと決めてしまうものであってはならないというふうに思います。 市民の意見をやっぱり十分に聞くべきであったというふうに思いますが、その点について、議論は市民と十分にされたと、市民の合意を得ているというふうな確信をお持ちで提案されましたか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 余りにも性急じゃないかという御質問も、今質問の趣旨だと思います。 ここで、提案理由でも述べましたが、改めて申し上げますと、2月25日に自治連合会から請願を受理して以来、3月議会の開会中の議会運営委員会、そして19日の本会議で、この請願を閉会中に継続して十分審議するという決定がなされました。以来、4月6日の議会運営委員会、16日の議員アンケート、22日のアンケート公表、28日の議会運営委員会、同じくその後開かれた第2回の全員協議会、4月28日には市民と議会の語る会、同じく30日にも市民と議会の語る会、これは3会場ずつ6会場で全市民対象でやりました。そして、5月19日には、議員のこの結果、アンケートの結果を郵送して、全議員にお届けしてございます。そして、5月21日、再びまた議会運営委員会を開き、5月21日、その後また議員協議会を開きました。その後、5月25日に各派代表者会議を開き、この最後に、7月からでもいいと言った議員の14名のアンケート結果の公表もいたしました。それを受けて、5月28日に議員協議会を開催して最後の意思確認を行ったところでありまして、それを受けて、最後5月28日に再び議会運営委員会を開いて、この議案提出に至ったわけであります。 この間、期間は短くとも、これだけ多くの議員の討議を重ねたことは、私は8年間ここに籍を置いておりますが、経験がございません。十分、その半年間、1年分の議論を濃縮して議論をし尽くしたというふうに考えておりますので、決して性急にこの提案を出したというには当たらないと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 提案者の代表の城戸議員にお聞きします。 まず、この定数削減のきっかけは自治連合会からの請願であると思います。聞きますけども、この請願の中身で、議会の位置づけや役割、議員のありようを改めて市全体で議論する必要があると感じ、現在の定数24を20名程度とする議員定数条例を定めるべきと、こう述べとんです。 私聞きたいのは、この議会の位置づけや役割、議員のありようとこの議員削減がどう結びつくのか、どう受け取ったのか、まず城戸議員にお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 同じ議会運営委員会の委員であられる玉村さんからの御質問でありますけども、私は、今回の議会運営委員会の多数の6名の委員がこの定数削減の条例を出そうと決めた背景には、その22人の根拠、これはとりあえずの数というふうに御理解いただいたほうがいいのではないかと思います。そして、この請願は20程度ということでありましたけども、この22人にした根拠は、5月21日に開催された第2回全員協議会において、削減に賛成した議員が19名、そして今回から直ちに賛成という人が14名おりましたので、この14名のアンケートを実施しましたところ、定数18が5名、20が1、21が5名、22が2、23が1名ということでありましたので、この22名がちょうどキャスチングボートを握るというところでありますので、これは22名の根拠になるかと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 城戸議員は私の質問に答えてないですね。 もう一度言いますと、自治連合会がこの定数削減の意味として、議会の位置づけや役割、議員のありようを問うてると。それと定数削減がどう結びつくのか、城戸議員はどう受け取ったのかを聞いてるんです。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 今、提案理由の最後のところで、加えて申し上げました。私は、玉村議員の今御質問は、自治連合会である市民の皆様も我々議会も理事者も、目指すところ、やっぱりこの越前市をよくしようという目標は同じだと思います。しかし、そこへたどり着く道のりが、やはり理事者、議員、自治連合会、それぞれ歩む道が違うというふうに申し上げました。その根拠は、私たち議会は、この憲法と地方自治法にかなり規定がありまして、私たちの使命には法的に制約があるという観点から、その歩む道は違うけど、目標は同じだと。議員のありよう、これについては、議会基本条例の本旨にのっとって、これからも、それから改善後も、これからどんどんと詰めていく課題だと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) こればっかり聞いてると時間がないので、ほんならこういうふうに理解します。城戸議員は、簡単に言えば、議員を削減すれば議員の役割も大いに果たすことができるっちゅう考え方と受け取りました。 次に、もう一つ、地方自治法の定数、これは人口に応じて基準とすべき規定を設けてあります。これは尊重すべきと思うかどうかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 先ほどから私は答弁しておりますけども、議会運営委員会の委員長ということで答弁を申し上げてるだけでありまして、私の個人的な意見を申し上げる場ではないと思っておりますので、提案理由で繰り返し述べてきたとおりであります。 しかし、地方自治法に定義のある地方議会の定数につきましては、私見でありますけども、大都市へ行きますと、人口3万とか人口7万人に1人の割り当てになっておりますし、また小さい町ですと人口500人、1,000人で1人ということで、私はこの理解には賛否いろいろと意見が分かれると常々考えておりました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) この質問にも全く答えてないですね。 私は議会運営委員ですけども、この定数削減には反対をしました。そして、6名の方が共同提案となっているので、それぞれの6名の方は私の質問に対して答える義務があると思います。まともに答えていただきたいなと。 法定定数をちょっと言いますと、越前市の8万人の規模では30人となってるんですよ。これは尊重しなければならないんですよ。その点、ぜひとも認識の中へ入れていただきたい。 次。議会報告会の定数問題についての市民の意見は城戸議員も聞いてると思いますが、この中で、定数削減はマイナス効果と、今の24名でもいいではないかと。ほいで、請願の理由は、議員のモラル問題だったと。「市民からよく見える議会であってほしい」、「24名でも少ない」、「自分たちの代表を口減らしするなんてチェック機能を減らすことだ」と、これは間違いであると。「合併時に42議席あったのを24名にしたのだから、それでいいのではないか」という意見対して、城戸議員はどう受け取ったのかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) これも提案理由で繰り返し述べてまいりました。これまで市民と市議会の語る会において、市民からいただいた御意見の中に、定数削減に必ずしも賛成という声は少なかったというふうに私も理解をしております。 しかしながら、今回の自治連合会の請願は、多くの市民の意思のあらわれとして真摯に受けとめる必要があると多くの議会運営委員会の委員は考えたのではないかと私は受けとめております。 そしてまた、先ほど細川議員の質問にも答弁いたしましたが、二元代表の一方の軸として、議会は市の行政の一翼を担っております。市のこの財政を思うときに、最大の手段として、やはり行財政改革のさらなる推進が今必要であると議会運営委員会の多くの委員は考えたと私は思っております。時期も、4年待つのではなく、この改選に合わせるという厳しい判断を議会運営委員の多くがなされたというふうに御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) この質問に対してもまともに答えられなかった。 次に、城戸議員お聞きしますが、ここに「議員必携」っていうのがございます。これは、全国町村議会議長会が、これお読みになったですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 読んでおりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 重要な内容がここに書かれております。読まれていないなら紹介しますと、この全国町村議会発行の議員必携の中では、この議員定数削減問題について述べています。議員定数は、地方議会の根幹に触れる重要な問題であるので、各自治体の独自の判断により慎重に対処すべきであると。その判断に当たっては、議会の機能、住民にかわってその町村の重要な意思、すなわちその町村の進路と運営の基本を決定し、その執行を批判、監督するところにあるので、その過程において広く住民の意向を反映させることを基本としなければならないと。そのためには、その機能が十分発揮できる議員定数を確保すべきであると述べてるんです。聞いていただけましたか。 そこで、私、提案者に聞きたいんですが、この議員必携、私は紹介しました。これについては今どう受け取りましたか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 私は、この越前市議会の議員が、その人数の減った分、さらなる努力をして、市民の御意見をしっかり拝聴していくと、そういう研さん、努力を積んでいくことだというふうに今受けとめました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 全くまともに聞こうとしてなかったですね。この議員必携、非常に重要なもんでありますよ。我々の基本としなけりゃならない内容です。 私は、そういう点では、今度の議員定数削減というのは、我々議会の権限、機能、役割を真っ向から踏みにじる、まさしく議会の自殺行為であることを述べまして、終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 今まで各議員からいろいろ意見が出ておりますけれども、私もちょっと確認をさせていただきたいと思います。提案者の城戸議員に確認をしていきたいと思います。 この提案の中で、まず議員全員協議会ということで、5月21日に、直近の選挙から議員定数を削減することに対する賛成者は14人で、反対が10人、そして5月28日、同じく開催した協議会では、賛成者が12名、そして反対が11名、白票が1名となっておりますね。だんだんこの議論が深めてきた中で、その後に議運が開かれております。私も議運は傍聴させていただきました。その中で、この意見、皆さんの議員のたくさんの意見の議論がどういうふうに反映をされて、これで議論を尽くしたと感じておられるのかをまず質問させていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 議会運営委員会というのは、各会派の選出の代表の委員が出ておられます。私は、国は政党政治でありますけども、地方議会においては、会派ごとに、その考えの同じくする者が会派を構成して、そして議会が構成されていると、こういう理解に立つならば、議会運営委員会、各会派の代表がしっかり議論をする場所であります。その議会運営委員会の前に行われた全員協議会、十分闊達な賛否両論の討議がなされて、議論出尽くしという中で、議会運営委員会に託されたわけであります。この議会運営委員会の委員がこの定数削減の条例案を提出することお決めになった、これは私はその議会の多くの意見の凝縮した、そういう結果だと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) ある程度は御理解いたしますけども、何回も言いますけれども、全員協議会の中で、毎日のようにこういうふうにだんだんこの賛否両論が数が変わってくる。そして、この3回の中で決定してもいいものか。そして、もっと議論をやはり深めていくべきが市民の皆さんに対して非常に重要なことだと私は感じておりますし、私もこの議員定数に関しましては、今城戸議員おっしゃるように、通過点、そして永遠のテーマ、私も全く同感でございます。定員削減、少数精鋭、そして細川さんがおっしゃったとおりで、私もそれには賛成いたします。 しかし、こういう重要な議題を議論していく上で、3回ぐらいでは、これは絶対私は納得できないと思いますし、もう一度そのところをお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 先ほどから提出者の城戸議員ちゅうのが多いんですけど、私は多くの提出者を代表して名前をここに出しておるだけでございまして、6名の議員の提出というふうに御理解をいただきたいと思います。 もっと議論を深めたらどうだという御意見、先ほどから繰り返し御答弁をさせていただきました。しかし、最後の議会運営委員会で、玉村正夫議員も本会議の場所で意見を市民の前で闘わそうというふうにおっしゃっていただきました。私は、まさにこの本会議の場、ケーブルテレビも入っておりますし、傍聴の方もいらっしゃいます。この、しっかり議員全員がこの場でこの議論を深めることが最もふさわしい、議論を深めるにふさわしいと、そういうふうに考えておりますので、どうかここで議員の闊達な御意見をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 私は、先ほどどなたか議員さんがおっしゃってましたけれども、やはり今後ますます地方議会の役割が本当に大きくなってくる時代になってきます。そういう予想される中、やはり議会議員の質をしっかりと上げていかなくてはならない、そのように感じておりますし、やはり若い人、そしてまた幅広い方が立候補ができるような土壌づくりをしっかりとしてからでも議員削減ていうのはいいのではないかなと考えております。 そして、この議員定数がマイナスにならないことを祈りまして、私の質問を終わらせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) 1点だけ、ちょっと確認の意味でお聞きをしたいと思いますが。 まず、今来月7月4日、予定でいけば7月4日告示の市議会議員選挙が公示されるわけですが、全国の市町村で、いわゆる告示1カ月前に定数を削減するという、こういった条例をつくるということが過去どこかあったのか、まずそれをお聞きしたいと思います。議運でそういった調査をされたのかどうかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 議会運営委員会ではそのような調査をしたことはございませんし、議論も出ませんでした。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) 私は、今のような話を議員協議会でもさせていただきました。私は、根拠があって定数削減するということであれば、これはやむなし、皆さんの同意を得て削減することは大いに結構だろうというふうに思います。ところが、もう1カ月先に告示があって、今新人の方が、聞くところによると5名の新人の方が立候補を予定されているっていうふうにお聞きしています。その人たちは、いわゆる定数24っていうのを念頭に、ひとつ頑張ってみようというようなお気持ちで表明されているんじゃないかなというふうに思います。ですから、その人たちにとってみれば、我々今現職が安易に定数を減らすということになれば、いわゆる今やってみようと意気に燃えている新人の人たちの意欲をそぐようなことにもなりかねないんじゃないかなというふうに思います。少なくとも半年前、1年前に、次の選挙はこの数でいきますよということをあらかじめ市民に示して、そして選挙を行うべきで、これ立候補説明会も終わって、告示が1カ月先、そこで定数削減するっていうのはいかがなものかなというふうに思いますし、そういったことについてどのようにお考えなのか、まずお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 私は、今伊藤議員の質問、議会運営委員会ではその議論は出されませんでしたが、これも私見として申し上げますと、定数が甘いから立候補しようとか、定数が厳しいから立候補するのをやめようとか、そういうことは議員定数と別の議論ではないかなというふうに思っております。やはりこの越前市を思う情熱のある方は、たとえ議員定数が22じゃなくても、これからは18とか、福井市は人口8,000人に1人ですから、福井市レベルでいうと越前市は議員10人ちゅうことになります。たとえこの定数10人になっても、情熱のある方は私は出ていただけると思っておりますし、現職も新人も、その定数に関しては告知期間というのは平等だというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) そういった考え方もあろうかと思いますが、また別の考え方もあります。 それともう一つ、この根拠です、要は、定数22という根拠。これも議員の全員協議会では申しましたが、いわゆる何人が本当にこの越前市議会の議員の定数っていうのは必要なのか。今仮に、例えば現在は4つの常任委員会があって、6名が各常任委員会に配置されております。ほで、1人委員長に入りますと、いわゆるほとんどの、300億円の予算を5人で審議してるわけです。ですから、例えば常任委員会を3つにして委員を7名にすれば、三七、二十一、21名っちゅうのが出てくれば、これ一つの根拠になるかなというふうに思いますが、24と18があるから、中とって22とか、とりあえず22だというような議論は、ちょっとこれは市民に対して説得力がないんじゃないかなというふうに思うわけですが、その点についてまずお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 先ほどお答えしましたが、22というのは、14名の賛成のアンケートの結果、22人がキャスチングライン、ここが22より前へ、たとえ1つでも今の状態ではいかないと。議員定数はここにいる議員で決めるわけですから、賛成多数でないと決まりませんので、その賛成多数をいただけるラインが22というふうにお答えをしたとおりでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) 最後に、これは質問というよりもあれですけども、一応通過点だと、今の議運の委員長の話によれば、これは22ちゅうのは一つの通過点だということで考えますけども、通過点であろうと何であろうと、やっぱり根拠となるものはぴしっと議会で決めてから、やはりもうちょっと議論を議員みんなでして、もうちょっと本当に議会の本質、どれだけほんまに必要なのかっていうことを議論して、次回の選挙からでもいいのでないかなと私は最後に述べて、終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 福田往世君。 ◆(福田往世君) 私も、同じ会派の中でちょっと質問が多いかと思いますけども、こういう観点はどう判断されたかっちゅうことをちょっとお聞きをいたします。 合併して5年なんです。合併して5年たった今現在、やはり地区民としては、一体感とか連帯感とか、そういうとうとい意見が聞きにくくなった、届きにくくなったという思いが、我々今まで自分らの活動の中に聞いております。今回、その定員減らすということは、合併5年後においては明らかにちょっと暴挙的なことも考えられますというように思われますのは、やはり地区の声をいかにして議員が、議会が聞くだっちゅうことは大事なことなんです。その今、この合併して間際の5年は大事な時期であったし、これから4年ちゅうのは大事な時期なんです。そういう市民の声をいかにして我々が聞き届けてきたかっていうことの判断はされましたか、お聞きいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 福田議員の御質問は、議会運営委員会には出ませんでした。しかし、前回の選挙、今立地区は7人の方が立候補されたというふうに承知をしております。今回3人の立候補というような情報も伝わってきております。これは、とりもなおさず今立地域の方々が、奈良市長、越前市、これで5年目ですけども、非常に公平な行政運営をされて、その今立の方が安心をされてきたんじゃないかなと。何が何でも大挙して乗り込まないと心配だということではないと思っておりますので、今の福田議員の質問はそういうところに結果が出てるんじゃないかなと思われます。 ○議長(金子芳巧君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 異議なしと認め、よって本案については委員会の付託を省略することに決しました。 討論に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 〔登壇〕私は、日本共産党越前市議会議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっています議案第48号越前市議会議員定数条例の制定について反対の立場で討論を行います。 地方自治法では、議員の定数をその自治体の人口規模に応じて決定する基準を定めており、市段階での地方議会の議員定数基準によれば、人口5万人以上10万人未満では30人と定めております。この基準は尊重されなければならないものであります。 しかしながら、越前市議会の現在の定数は24議席で、法定定数30議席を6議席も下回っている状況であります。そして、本案は、越前市議会議員定数を、これまでの24名の定数をさらに2名削減し22名にしようとするものであります。 さきの市議会3月定例会では、全会一致で、情報公開等市民参加を基本とする開かれた議会を実現し、市民の負託に的確にこたえ、もって市民福祉の向上と公正で民主的な市勢の発展に寄与することを目的とした越前市議会基本条例が制定され、本年4月から施行されておるわけであります。 今、地方議会における議員の役割で大事なことは、住民の直接選挙で選ばれた執行機関としての首長と議事機関である議会という2つの機関が、それぞれの独自の権限と役割を持って、全体として住民から選ばれた地方自治機関としての役割を果たすことであり、さらに私たちの地方議会には、それぞれの地域住民の意思を代表する機能、自治立法権に基づく立法機能、市長等の執行機関に対する批判、監督機能という3つの基本的な機能と地方議会の権限として議決権、選挙権、監視権、意思表明権、自立権があり、これらは極めて重要なものであります。 今、議会基本条例を制定した越前市議会として大切なことは、こうした地方議会と議員の役割と権限、機能を議会の中で十分発揮していくことではないでしょうか。 また、これまでの自民党や保守勢力が議員定数削減の口実にしているのが、経費の削減、安上がりの行政改革であります。しかしながら、現実的には地方自治体全体に占める議会費の割合は0.6%から1%ぐらいで推移しており、ちなみに越前市での20年度決算では0.85%となっています。このように、議員定数削減は経費節減や行革にはほとんど結びついていないのが現状であります。経費削減を言うなら、議員の海外視察こそきっぱりとやめるべきであります。 よって、今回の議員定数削減を目的とした越前市議会議員定数条例の制定は、市の財政上の経費節減にも行政改革にも何ら役に立つものでなく、地方自治法で定められた議員定数の意義や地方議会の議員の機能、権限、役割を真っ向から踏みにじる、まさに議会の自殺行為であり、到底認められるものでありません。 以上、私の反対討論といたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) 〔登壇〕ただいま議題となっております議員提出議案48号越前市議会議員定数条例の制定について、本議会で議決することに対して反対の立場から意見を述べます。 本条例は、越前市議会における議員定数を24名から22名に2名減員しようとするものでありますが、直近の一般選挙から適用することに対し危惧を示したいと思います。 その反対の理由として、4点ほど述べさせていただきます。 第1に、議会の役割についてであります。議会は、憲法第93条第1項により各自治体に設置される議事機関であります。議事機関とは、多くの議員の合議によって意思を決定する機関、すなわち議決機関であります。執行機関に対する意味で設置されているものであります。同時に、議会は、憲法第93条第2項の規定により、住民の直接選挙によるものであり、住民の代表機関としての性格を持っています。よって、議会の意思は住民の意思とみなされるのであります。 それだけに、議会には住民の意思を反映させ、意見の統合、調整する機能が求められているところであります。 住民が選挙によって直接選ぶことのできる首長一人に議案の提案権と予算を含めた執行権があります。首長の行政を監視すること、同時に執行機関を批判、監視していくこと、それが専横に陥ることのないようにチェックすること、また個々の議員を通じて執行部に対し住民の意思を伝えることも大きな役割であります。そのことから、多種多様な住民意思を反映する複数の議員から成る合議体である議会に求められているのは、討論を通じて多様な住民の意思を反映し、それを統合調整して自治体の意思を形成することにあります。これが二元代表制の中で一方の議会に課せられた大きな責務であります。 このような重要な役割を持つ議会の議員定数を削減することは、憲法と地方自治法によって保障された住民の反映する民主主義をないがしろにする大きな問題であるとともに、多種多様な住民の意思を反映し、統合調整して自治体の意思を決定するという点で欠陥を生じることになります。 ここで、我々全国の市議会議員が講習、勉強会で教えをいただいている元全国都道府県議長会議事調査部長の野村稔氏によりますと、残念ながら、現状は多くの地方議会が議員を減少させているため、減少が善で、地方自治法に基づき法定数どおりの議員数としているのは適切でないような印象を与えている。減少によって浮く金額に目をとられると、反対に住民意思の反映機能は低下する。また、執行機関をチェックする者がいなければ、地域の均衡ある適正な行政、効率的な行政、住民の要望に即応した行政を確保できない。議会の批判、監視能力の低下は、最終的には住民自身がマイナスを受けると警告されております。 第2に、経費を削減するためという議論についてであります。 経費削減に関して言うならば、議会費すべての費用は、本市の場合、一般会計歳出総額のわずか0.85%にすぎず、中でも議員に関する費用は0.65%であります。この議員に関する費用が高いのか低いのかはさまざまな見方があると思いますが、先ほど述べました二元代表制のもとでの民主主義を保障する経費として重要なものであることは言うまでもありません。 また、経費削減に関連して、行政改革にも言及する人がいますが、行政改革とはそもそも執行機関の改革を意味するものです。執行機関が肥大化して効率が悪くなり、官僚化するのを民主的、合理的に変えていくという内容のものであり、この意味での行政改革は、住民の利益を守る観点から、議会はその監視機能を発揮し、行政の無駄を省き、効率的な行政運営を行うなどの改革をしていくことが重要なことは言うまでもありません。もちろん、議員の住民意思の効果的な集約や効率的な議会経費の執行も大切な課題であります。 そのため、合併よりこの間、越前市議会は、市職員の模範たるべきとの考えから、みずから報酬の削減に率先して取り組んできたところであります。また、議員数も、旧武生において28名、旧今立地区において14名、42名いた議員数を24名と減員してまいりました。 第3に、地方分権の時代における議会の役割についてであります。 地方分権の一定の前進によって、自治体の仕事のほとんどが、法定受託事務とするものを除き、原則として自治事務とされ、自治体みずからの権限で行う事務として事務量が大幅に多くなってきています。これらに対して、地方議会の権限と責務も今後にわたってますます多くなり、専門性とともに議決内容も複雑多岐にわたっていきます。 ここで、全国市議会議長会の都市行政問題研究会の調査研究報告書では、分権時代における市議会の役割について、議会の執行機関に対する監視の役割が一層重くなり、議会の構成も、市全域、全体を見渡すことのできる議員で多く構成されるようになることが求められること、監視、政策立案機能の向上を果たす上においても相当の議員数は必要であると述べられています。また、全国町村議長会政策審議会幹事会においても、議員定数は、まさに議会の組織構成の根幹となる重要な要素を占め、本音で議論できる会議の最低構成人数とされている6ないし7名、そして委員会の数も、執行部の部課の大枠に対応した必要な数を確保したいものであり、委員会の数の減少は、その分1委員会当たりの所管事項がふえ、委員会本来の専門的かつ効率的審議の建前を失わせることとなり、広く住民の意思を反映させるという議会の代表機能の低下を招きかねない。 また、議会の代表機能という観点からは、議会は住民の年齢層、性別、職業、各地域等から満遍なく選出された議員で構成されていることが望ましく、単に行政改革や経費削減といった観点からのみ論じるのではなく、人口、面積や職域等に応じた住民の多様なニーズや意思を正確に反映させることが大事であると報告されております。 第4に、市民の中に議員が多過ぎるという感情があるという問題です。 こういう市民の声の背景には何があるのでしょうか。それは、議員に対する不信感があるからです。市民の中に、高い給料をもらっていてどんな仕事をしているのかわからない、議決内容に対して議員が説明責任を果たしていない、交代してもらいたいと思っている議員がいるなどなどではないでしょうか。議員定数を削減することに住民が直ちに賛成するのは、議会を信頼していないからです。議会はあってもなくても同じだと考えているからです。なすべきは、議会の活力を高める改革です。議会の信頼回復です。議員定数を減らしても議会への信頼は回復しません。 しかしながら、我々越前市議会では、本年3月の議会において、2年余りの歳月を費やして、全国にも模範となるべく、北陸3県にもいまだない越前市議会基本条例を策定したところであります。この目的は、議会の透明性を確保し、説明責任を果たそうとするものであり、行動規範も盛り込みました。また、市民の皆様の多様な御意見を拝聴し、議会に反映しようとするものであります。これは、重要な案件に対するとき、市民の皆様の多くの意見、総意を酌み取る努力をすることも盛り込んだところであります。 このように議会改革に取り組み始めたそのやさきに、議会改革を決めた我々議員が、越前市議会基本条例をみずからほごにして、住民意思を無視するような暴挙に出ようとすることは許しがたいことであります。 このような観点から、我々の論議の現状を振り返っていただきたいと思います。この一、二カ月の間でしたが、本来ならば市民の皆様の各地17地区において、議員の質、議員の報酬、議会に対する行財政改革等々の意見を吸い上げるべきではなかったでしょうか。二、三度、議員だけの意見を言い合っただけで、研究、協議、討議もなく、協議を尽くしたとは思えない状況でありました。また、市民との語る会においても、数少ない意見の聴取のみでありました。 本条例は、定数削減という、市民にとって代弁者を失うような重要な案件に結論を出そうとしていることを認識いただきたいと思います。本来ならば、すべての市民の皆様の代弁者の数を決める案件であります。多くの市民の皆様に協力をいただいた形で、市民委員会などを設置していただき、十分な論議の上での議決に臨むべきだと考えます。 議員の皆様には、10年後、20年後の越前市議会の今後にまで影響を及ぼすような本議案に対し、市民の皆様の意見を拝聴した後での議決に臨まれますよう切にお願いして、今議会において議決することに反対を表明して、討論を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 〔登壇〕私は、議案第48号越前市議会議員定数条例の制定について、削減案の賛成の立場で賛成討論をさせていただきます。 今回の削減案は、越前市内全17地区の住民自治振興会の上部組織である越前市自治連合会から提出された請願書が大きな契機となり、議員間での議員協議会が3回以上等さまざまな会議や、また議論が開催される中、議員と議会が自主的に主体的な判断により、議会運営委員会協議の中で委員会採択され、本会議へ提出、24から22、そしてことしの7月施行されます越前市市議会選挙より実施しようという提案されたものであります。 ただいま多くの議員から質疑並びに反対討論という形の中で、住民の意見を吸収するものを弱めるものとか、議員の権利を弱めるものとか、自殺行為である等の議会議員の力を弱めるような反対の討論がありましたが、私はそうは思いません。議員としての資質を高め、専門性を深める中で、より多くの市民からの声を情報として収集することで十分カバーができるものであります。 さらに、市民を代理して、生活者から担っている市議会議員としての、まず自覚、そして汗を市民のために流し、知恵を出すことにより、二元代表制の制度の中、議会の最高意思決定機関としての役割、チェック機能としての役割を果たすことは、議員定数削減でも十分可能であると思います。 越前市議会議員定数条例の制定についての提案説明は先ほど城戸議員からありましたが、その提案説明はもちろんのこと、厳しい越前市の財政状況において、議会及び議員がみずから行財政改革力強く推進させるために、議員定数削減を実行することは理にかなっており、定数削減により、一層の行財政改革への大きな具体的一歩となります。そして、多くの市民の理解と賛同を得られるものと思います。 以上、定数削減案が採択されますよう、賛成討論といたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 〔登壇〕私は、ただいま議題となっております議案第48号議員定数条例の制定について、大志の会西野与五郎君、前田一博君の意を酌んで、また削減に賛同される議員職員を私片粕正二郎が代表して、賛成の立場で討論を行います。 私ども大志の会3名は、今回の7月に行われる市議会議員選挙を前にして、議員定数の削減に賛意を示すのは、越前市における行財政改革の動きを加速させるには最も効果的な時期にあると考えております。 今、全国の地方自治体は、厳しい経済情勢の中にあって、慢性的な歳入不足、行政経費の増大といった状況に陥っております。そのため、自主財源の確保による市の単独事業は実施が困難で、国、県への支援を求めざるを得ないのが実態であります。その頼るべき国、地方も巨額の赤字を抱えている中で、行財政改革は急務であるというふうに考えております。 国では、事業仕分けが大きな関心を呼んでおります。地方でも、そういった実情に合わせ、何らかの対応が必要ではなかろうかと考えております。しかし、これを求めるには、議会として厳しい環境にあることを身をもって実践し、市民に理解をいただかなければなりません。この削減案を、奈良市長は対岸の火として傍観するのではなく、議会の行政改革の厳しい姿勢のあらわれと受け取っていただき、改革を進められる決意を持っていただくことも強く要望いたすわけでありますが、私は今条例に賛成の立場で討論をさせていただきましたが、先ほどいろいろ議論はされましたが、やはりこの行財政改革を加速させるためには、今回の定数削減は妥当だというふうに考えております。そのため、賛同される議員の方々の一人でも多くを希望するわけでございますが、この場からの討論を終わります。 ○議長(金子芳巧君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 ただいま議題となっております議案第48号についてを起立により行います。 本案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔賛成者起立〕 ○議長(金子芳巧君) 起立多数であります。 よって、議案第48号は原案どおり可決されました。 なお、ただいま議案第48号越前市……(「議事進行。」と呼ぶ者あり) 福田修治君。 ◆(福田修治君) ただいま採決をされましたけれども、反対討論をなされた小形議員がなぜ退席をされたのか、そしてその点について議長はどう判断されるのか、この点について十分な説明がない限り、進めるべきではないというふうに思います。 ○議長(金子芳巧君) 暫時休憩いたします。       休憩 午前11時23分       再開 午後 1時15分 ○議長(金子芳巧君) 再開いたします。 先ほどの福田修治議員より議事進行に関する発言がありました件につきまして、休憩中に議会運営委員会を開催し、その取り扱いにつきまして協議いたしました結果を御報告いたします。 議案第48号の採決時に反対討論者であった小形善信君が退席されたことについて、小形議員に出席を求め本意をただしたところ、議員からは、議員としての不適切な行動であり、今後慎んでいきたいとの深く陳謝の言葉が述べられましたので、御報告を申し上げます。 なお、先ほど議案第48号越前市議会議員定数条例の制定についてが可決いたしましたので、平成22年第2回定例会において継続審査となっております請願第2号越前市議会議員定数削減を求める請願書につきましては、当該請願の趣旨が満たされたことになりますので、請願第2号についてはみなし採択とすることにいたします。 ここで発言の訂正について申し上げます。 先ほどの質疑の中で、前田修治議員の海外視察の費用について一部訂正をしたい旨の申し出がありましたので、これを議長において許可いたしましたので、御了承願います。  ================ △日程第2 議案第43号 ~ 日程第4 議案第45号 ○議長(金子芳巧君) 日程第2議案第43号越前市市税賦課徴収条例の一部改正についてから日程第4議案第45号越前市自転車置場設置及び管理条例の一部改正についてまでの3案を一括して議題といたします。 本3案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 質疑を終結いたします。 本3案については総務委員会に付託いたします。  ================ △日程第5 議案第46号 ○議長(金子芳巧君) 日程第5議案第46号越前市乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私は、今議題となっております議案第46号越前市乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について少しお聞きをいたしたいと思います。 私は、この医療費助成、これまでの小学校入学前までの医療費助成が大きく拡大されまして、中学校3年生までの卒業までと、こういうふうに拡大したこと、非常に子育て支援の、父母の願いをかなえたということで大いに評価するところでございます。 評価すると同時に、少し私も意見を述べたいと思いますけども。1つは、この提案によりますと、小学校4年生から中学校3年生までは所得制限をするということで、非課税の世帯に限ると、税金がかかってない、市民税がかかってない世帯については対象としない、こういう提案であります。私……(「家庭を対象にするじゃろう。」と呼ぶ者あり)言い間違うたかな。(「逆よ。」「かかってない世帯を対象とする。」と呼ぶ者あり)そうそう、そういう意味です。かかっていない者を対象とすると。そう言うたつもりやけどな。それで、私は、やはり所得制限というのはこの医療費助成制度にはなじまないと、こう思います。やはり子育て支援という関係もあるし、ことは子供の健康の問題であります。これは、すべて中学校3年生までの子供さん、所得制限なしでやるべきだという意見でありますが、この点でのこういうふうに制度をつくった意味についてお聞きしたいと思います、所得制限を設けた意味についてお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 友兼福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(友兼和昭君) 今回の本市の拡充策につきましては、県の拡充に加えまして、本市単独での、経済的に困窮している保護者の負担軽減を図るために、小学校4年生から中学3年生までの所得税非課税世帯を市単独の助成対象といたしたものでございますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私は、先ほど申しましたように、この種の助成制度というのは所得制限は設けるべきでないと。せっかくのいい制度が、例えば非課税ぎりぎりの世帯があると、ここが非常に論議を呼ぶところと思いますね。そういう面で、私はそういう論議が及ぶんでしたら、やはりこの所得制限は撤廃すべきだと、またこれを要望としておきます。 ほんで、私もう一つ、この医療費無料化、これは大いに結構なことですけども、いわゆるこの越前市の場合は、窓口で医療費一たん負担しなければならないと、これが一番大きな問題であるなと思います。事務当局に、この質問入る前に聞きましたら、これは県全体で対処するべきものなので、越前市単独では非常に難しい課題だと、そういうことを聞きましたんで、他県の自治体を聞いてみました。直接私聞きましたのは、富山県の小矢部市、ここは市内の病院に限って現物給付、もう窓口無料だと。そして、そのほかに、富山県内の大きな病院2カ所、これも指定しまして、この病院につきましても窓口は無料化している、こういうことを聞きましたんで、これは越前市でなぜできないんかなと。県の対応を待たずに市独自でも、可能性というか、実施できるものであると私は思ってるんですが、その点お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 友兼福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(友兼和昭君) ただいま議員御指摘のとおり、北陸3県のほうで、富山県のほうで一部窓口を無料化しているということは私のほうも認識をしております。 ただ、先ほど議員がおっしゃいましたとおり、この医療制度におけます無料化につきましては、やっぱり国のまた方針や、医療助成事業に係る電算システムが県下統一のシステムでございますので、現段階では対応が困難であるということを御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 現物給付とか償還払いというとなかなか難しい言葉でありますので、私なりに理解している点を申し上げれば、現物給付、窓口が無料、もう行けば、証明書さえあれば無料で診察が受けられると、こういうことですね。ほんで、この場合には、医師会と協議すれば、この小矢部市なんかも医師会と協議して実施してるというんです。償還払いの場合は、窓口で一たん医療費全額払って、約3カ月後には入ってくるっていうシステムですね。これは、やはり今低所得者対策ということで3年生まで非課税世帯を無料化するっちゅうんですが、低所得者対策というならなおさら、この給付についても、やっぱり窓口無料化を僕は目指すべきだと、こう思いますので、またこれも強く要望していきたいと思います。ぜひ検討をお願いしたいと思います。 以上であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) ただいま議題となっております議案第46号越前市乳幼児医療費についてお尋ねしたいというふうに思います。 今回の条例改正についてですが、本案は、10月に県と市の協働事業により対象者が小学校3年生まで拡大されることに伴い、小学校4年生から中学校3年生までの子育て世帯のうち保護者等が所得税非課税の世帯に対して市独自で助成するものというふうにお聞きしておりますが、まず基本的に、対象者の世帯数と市の負担額をお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 友兼福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(友兼和昭君) 対象となります子供の数は850人程度と見込んでおります。 また、市の負担額につきましては、年間800万円程度でございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 年間市の負担が800万円ということですけども、こういったサービス、大変私はすばらしいなというふうに思ってますし、越前市独自が市民の声を聞きながらこういう福祉サービスを展開されるっていうことは非常に好ましいと、市長の決断に感謝申し上げたいなというふうに思いますが。 ただ、政府の子ども手当みたいに、非常に財政的な裏づけもなく、一方的な財政、これはばらまきとしか私は見えてないわけですけども、こういうふうな、国も非常に厳しい財政の中において、そういうなのにおいて、やっぱり圧倒的に不満を感じているというふうに思われます。私も、この越前市においても厳しい行財政状況の中において、このような市独自のサービスが今後も継続可能なのかが非常に心配しているところであります。 越前市は、聖域なき歳出削減というふうな観点で毎年いろんな削減を検討されておられるわけでございますけども、今回この新たな事業について、二、三年で打ち切りということはないのかどうか、まずお尋ねしたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 友兼福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(友兼和昭君) 今回の施策につきまして、子育て支援の大切な施策の一つであると思っておりますので、今後も継続して実施をしていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 中西眞三君。
    ◆(中西眞三君) 財政的な裏づけがあるからそういうふうなお答えが出たのかなというふうに思いますが。 ここで、越前市の市独自の助成はほかにどのような事業があるのか、またその総額は大体どのぐらいになっておられるのかお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 友兼福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(友兼和昭君) 市独自の助成事業でございますけども、約20事業近い事業がございますけども、その主なものといたしましては、高齢者を対象に日常生活の援助を行います高齢者安心サポート事業や、また高齢者や重度障害者の車いすによります外出を支援します外出支援サービス事業、またひとり親家庭の就学支度を支援するひとり親家庭等の就学支度金の事業等がございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) さまざまな越前市独自の福祉サービスを展開されているということで、20本近くの事業があるというお言葉でございました。 今回、追加提案でも、父子家庭に対する支給は越前市独自でこれまでずっと続けてきて、ようやく国の制度改正によって、越前市の流れを国が採択したというふうな形になっているかな。これも、奈良市政の国より先駆けての実施っていうことについて、大変手厚い福祉サービスをされているのかなというふうに思います。 一方において、先ほど申し上げましたように、越前市も非常に厳しい財政状況、また財政運営を強いられております。そういった形の中で、厳しい財政の中でも、やはり苦労しながら、また市民と相談しながら、今後ともできる限りの市独自のサービスを展開されるよう要望して、終わりたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 質疑を終結いたします。 本案については教育厚生委員会に付託をいたします。  ================ △日程第6 議案第42号 ○議長(金子芳巧君) 日程第6議案第42号平成22年度越前市一般会計補正予算第1号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 質疑を終結いたします。 本案については各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分については、お手元に配付いたしてあります予算付託表のとおりであります。  ================ △日程第7 議案第47号 ○議長(金子芳巧君) 日程第7議案第47号越前市児童育成手当条例の廃止についてを議題といたします。 本案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 友兼福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(友兼和昭君) 〔登壇〕ただいま議題となりました議案第47号越前市児童育成手当条例の廃止につきまして提案理由を御説明申し上げます。 本案は、児童扶養手当法が先般改正され、本年8月から父子家庭にも児童扶養手当が支給されるようになりましたので、国に先駆け、父子家庭に支給してまいりました児童育成手当につきまして、その支給を終了いたそうとするものであります。 なお、この条例は平成22年8月1日から施行し、本年7月までの手当の支給に係る経過措置を設けようとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(金子芳巧君) 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 質疑を終結いたします。 本案については教育厚生委員会に付託いたします。 暫時休憩いたします。 再開は1時50分といたします。        休憩 午後1時32分        再開 午後1時51分 ○議長(金子芳巧君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第8 一般質問 ○議長(金子芳巧君) 日程第8一般質問を行います。 一般質問につきましては、一問一答方式により、質問、答弁を含めて50分以内を上限とする時間制限により行います。 所定の日時までに17人の諸君から発言の通告がありました。発言は、お手元に配付いたしてあります発言通告項目一覧表により順次行います。 発言順位1番、片粕正二郎君。 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 6月定例会トップを切りまして、幾つかの質問をさせていただきたいと思います。 ちょっと風邪引きなんで声が悪いけど、お許しをいただきたいと思います。もともとでございますが。 市政の推進について。 4月の人事異動により、理事者席の顔ぶれも大きく変わり、議場も新鮮味が感じられるようになったと思います。しかし一方で、副市長がおられないことの寂しさも感じられますが、全国を見ておりますと、最近は副市長を置かないで、いわゆる大統領、プレジデント型と申しましょうか、あるいは財政状況から出費を少なくしようとするというのか、副市長を置かずに、首長が大きな権限を振るわれている首長もおられるように聞いております。奈良市長も、そういった方向で、市政のことはすべて私の手でという姿勢もうかがわれます。 私は、市長がそうした意向でもっと市政を推進されようとすることは一定の理解もいたしますし、むしろそれでもいいのではないかと思っております。まず、このことの認識についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 副市長は、市長を補佐し、市長の命を受けて政策、企画をつかさどり、職員の事務を監督し、市長の職務を代理すると、このようにされており、安定的な市政の運営には必要不可欠な重要ポストであると考えておりますので、適切な時期に選任同意の議案を提出したいと考えております。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 市長は、これまでの議会答弁の中で、重要な案件で長期的な課題を見据えていく場合に、よく「副市長以下で構成する」という答えられた内容が幾つかあったように記憶しております。それは当然で、いわゆる横並びの部長以下で組まれたとしても、まとめ役的存在がいなくては結論づけられないと思います。 私がここで検討を求めたいのは、この際県が年度当初に実施している知事と各部局長との間で交わされている政策協定を越前市でも導入できないかということであります。そっくりまねするのではなく、越前市版として、行政改革の一つとして取り上げられたらと思いますので、考え方をお聞かせ願います。 ○議長(金子芳巧君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 私は、市民から直接選挙をされる市長と、各部門の責任者であり、行政の専門的知識が豊富な部局長がおのおのの役割を自覚し、その責任を果たすことが市政の推進には必要不可欠であるとの認識から、市政の諸課題について、全部局長との間で政策協議を年2回定期的に開催をするとともに、課題によっては、必要に応じ、政策協議を随時行っております。 政策協議では、各部局より提示をされた政策課題に関して、私と各部局長との間で問題意識を共有した上で、現状分析とその対応策を協議し、課題の解決に向けた方向性とスケジュールを確認しております。また、総合計画の着実な推進を図るために、各部局が設定をした数値目標の達成度を毎年確認をし、実践プログラムの改定に反映をしております。政策協定あるいは政策合意とは称しておりませんけれども、本市においては、政策協議の場と実践プログラムの数値目標の進行管理が、今議員御指摘の役割を十分担っていると考えている次第であります。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 市長は、市政全般に精通されているということは当然だと思いますが、しかしそうはいいましても、我々議員の質問につきまして、細部となりますと、やはり担当部長が答弁となりますし、時には担当理事になることもあります。これが市民の中にはおかしいという、感じている方もおられるようであります。特に一般質問は、理事者は答弁検討会もやられ、十分に市長に説明をする時間があるにもかかわらず、市長が答弁に立たないことに感じられておるようであります。何のための事前通告なのか、私ども疑問に思っているところですが。また、市長が答弁に立つ回数で議員の存在感が決められているかの印象も持たれているようであります。 専門性の高い質問になりますと、自然に詳しい説明となるため、関係部長が答弁に立つことになるのは私どもは理解をいたしておりますが、一般市民の中には納得してない方もあるようであります。そんな意味からしても、市長と各部長間での政策協定なるものは必要であり、これを市民に公開し、その案件はこの部長が責任を持ってやるのだと認識されれば、部長の存在感も増して、議会答弁に立っても納得される問題だというふうに思っております。もっとも、最終責任はあくまで市長でありますので、この場合には確認といった形で締めくくらなければよいのではと思います。これについて、再度市長のコメントを求めたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 西藤企画部長。 ◎企画部長(西藤浩一君) 議会における答弁のあり方等の御質問でございますけれども、先ほど市長のほうからもお答えがありましたけれども、市民から直接選挙をされました市長と各部門の責任者であります、行政の専門的知識を有する、豊富な部局長が、それぞれの役割を自覚しまして責任を果たすことが市政の推進の中では必要不可欠ではないかと我々は考えております。 その意味で、市政推進の方向性や政治的な判断を要するものにつきましては市長が直接御答弁させていただいて、あるいは政策協議において方向性の確認をされております課題や専門性の高い御質問等につきましては、担当部局長あるいは理事のほうから詳細な回答をさせていただくことが議員の皆様や市民の皆様に対しての説明責任を果たすという、そういうことになるというふうに考えておりまして、現在はそういう答弁の対応をさせていただいておりますので、御理解お願いしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 次に、市長はよく市と議会は車の両輪であると言われます。私は、これについて、市長の真意は、市長と同じ船に乗って進んでいくことが両輪という言葉の根底にあるのではないかと思えて仕方がないわけであります。 やはり市長と議会は常に対立軸にあることが基本であり、それによるある種の緊張関係がなければ、何のための議会かとなり、形骸化したものになっていくことは必至であります。昨年の12月議会の予算修正等に見られたように、常にチェック機能を働かせ、今後は議員立法も行うなどの姿勢で臨まなければ、議会としての存在意義を問われかねないとの危機感を私は持っているからであります。 市長も、県会議員当時、会派の県民連合の会長を経験されたこともあります。いま一度、それについての見解を求めたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 御案内のとおり、地方公共団体の基本構造は、執行機関として、独任制の市長と議事機関としての合議制の議会から成っており、市長と議会の議員をそれぞれ住民が直接選挙をする二元代表制となっております。住民により直接選ばれた市長と議会は、健全な緊張関係を構築しつつも、議論を積み重ねながら合意形成を図り、市政を運営する車の両輪としての機能を十二分に発揮をし、ともに協力をして市民福祉の向上に努めなければならないと私は考えています。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 市の理事者は、その根底に、議会は何やかんやといっても、最終的には原案可決となるわけでありますので、本会議期間の週を耐えていればとの思いが多分に見受けられるわけであります。これは、議会側も反省しなければいけないのは、対立軸にあると言いながら、最後には同じ船に乗ってしまいかねない状況になってしまう面が多いからであります。これは、今後議員同士でも議論を重ねていく中で、議案を審議する姿勢を明確にすべきと考えております。 これまでも、議会の真意がはっきりと示されないまま、不安の残る内容のまま進んでいった議案も多々あります。このままではいけないという危機感が議会基本条例の制定に至ったわけだということであります。 委員会審議を見ておりましても、議会の意見要望が、委員長報告はなされても、それをその後の市政運営に反映されているとは言いがたいと私は思っております。それは、委員会に入っての緊張感が薄れるからではないでしょうか。市長は出席されませんし、各部長も責任を持たされていないため、最終責任は市長だという考え方が非常に強いため、早く終了させたいという思いだけが先に走り、安易な答弁になってしまうからだというふうに思うわけであります。 12月議会がそのまま、そのまさに典型的でありましたにもかかわらず、市長は何の善後策もとらず、相も変わらず本会議場に出席させている、これでは、議会に対し市長は認識が甘いと言わざるを得ないのであります。 任期最後の議会ということで、市政の面からいろいろ申し上げましたが、市長、コメントがあればお願いいたします。 ○議長(金子芳巧君) 西藤企画部長。 ◎企画部長(西藤浩一君) 議会の中におけます委員会でのいろんな対応の姿勢の問題でございますけれども、委員会につきましては、各部局が提案させていただきました条例案や予算案等につきまして、より専門性の高い議論がなされている場というふうに我々も認識してるところでございます。そのため、委員会には、各担当部局長初め担当課長等も出席をさせていただき、より具体的で明確な説明を行う中で、執行機関としての考え方を示させていただいております。 その中で、いろいろ議論がなされ、説明をさせていただきましたことにつきましては、議会終了後に、本会議や委員会における答弁内容等につきまして、企画会議あるいは庁議、部長会で再度検討させていただきまして、委員長報告等も含めまして、その後の市政運営の中にどのように反映するのか、そういう点検もさせていただいておるところでございます。 各部門の責任者であります部局長、そして課長等がそれぞれ役割を自覚しまして、その責任を果たすべく、委員会審議を含めた議会での対応や市政の推進にこれからもしっかり努めてまいりたいと思っております。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) それでは次に、市政の抱える諸課題について。 今私が気になっている市政の課題について若干触れていきたいと思います。 地方財政を取り巻く情勢についてでありますが、まず財政問題についてであります。 今や国、地方を通じての長期債務残高は、2010年度には880兆円を超える見通しと言われております。さらに、報道によりますと、これを国内総生産(GDP)に対する日本の長期債務比率は180%を超え、先進国の間で最悪の水準と言われております。今危機にありますギリシャは115%、日本は180%だということに報道されておりますが、日本が飛び抜けていることは御案内のとおりというふうに思います。 ただ、日本は、国債の大半は日本国内で消化できることから、深刻さがないことや、個人資産が1,400兆円あることから、国際的にはその評価が下がるまでには至っておりません。潜在的にはかなり深刻化した問題となっていると言わざるを得ません。 そのため、消費税の引き上げ議論も活発化しております。地方においても、自立しようとも、財源が貧しいため自立しようがないのであります。そのため、どうしても国、県の対策に順応せざるを得ないのが実情かと思います。 これらの厳しい情勢を市長はどう認識されるのかお尋ねをいたします。 ○議長(金子芳巧君) 西藤企画部長。 ◎企画部長(西藤浩一君) 地方財政を取り巻く厳しい情勢についての御質問でございますけれども、自主財源の確保というのがそれぞれ自治体にとっては大きな要素になっておりますけれども、この自主財源の柱でございます市税のうち法人市民税は、平成19年度をピークにしまして大きく減少をいたしております。景気の下げどまり感があると言われているものの、今日の非常に経済状況が不安定な中で、急激な好転も望めず、あわせて個人所得の減少から個人市民税も大きく落ち込むことが見込まれています。他方、少子化対策等を初めとする社会福祉あるいは公債費といった義務的経費が引き続き急増いたしておりまして、教育や暮らしの安全・安心を守るための各分野での財政需要がますます増加をしているというのが現状でございます。地方交付税の減額と相まって、大変厳しい地方財政状況に置かれてるわけでございます。 したがいまして、総合計画に掲げております「元気な自立都市 越前」の実現に向けましては、さらなる自主財源の確保とともに、改めて事業の必要性あるいは有効性、効率性の観点から行財政構造改革の推進を図りまして、予算の重点的あるいは効率的な配分を行う必要があるものと認識をいたしております。 昨年度は、行財政プログラムの推進によりまして、歳入の確保あるいは歳出の削減で3億4,000万円程度の成果を上げておりますが、今年度の予算の編成に当たりましては、合併特例債を除く市債の発行残高を削減するなど、健全財政にも努めてきているところでございます。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) ほんで、市の抱える諸課題の2番で、越前市における閉塞感の認識についてお尋ねをいたしたいというふうに思います。 確かに市長は、平成22年度当初予算は大幅とも言える伸び率で、公共事業にも配慮され、積極型予算を組まれたことは高い評価に値いたします。しかし、長期的に見ますと、市長が掲げます自立都市越前は、展望が今になっても見えてこないのであります。それどころか、ショッピングセンターシピィの閉鎖や相次ぐ市内店舗の廃業、休業は、地域経済面から見ましても大きなマイナス要因となっております。いわゆる都市力の低下は否めないものであります。産業経済部を産業環境部にかえた先見性は評価いたしますが、地域経済対策の後退を意味するものもあったのかと思われる現状であります。 市長の言う閉塞感は、日本経済だけではなく、むしろ我が越前市に言えるかと思います。この閉塞感を打破しなければ、町の展望は開けないと思います。ここで、市長の認識があればお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 私、就任して以来、自立都市を目指して、特に越前市の場合は、産業の基盤も、あるいは財政的な基盤も製造業に大きく依存をしておりますので、物づくりの振興に取り組んできました。さきの4年間の任期中には、製造品出荷額も1,000億円以上伸び、ピークでは市税収入も150億円まで伸びたところであります。大きな成果を上げましたけれども、御案内のとおり、リーマン・ショックに伴う世界的な不況の大きな影響を受けて、その後本市を取り巻く産業は実に厳しい状況に置かれ、その結果、税収も大きく後退をしています。 今の状況を見ますと、もちろん世界的な景気後退に伴う状況でありますので、一越前市でできる対応は限られる、これ事実でありますけれども、やはりもう一度、本市の場合は製造業のしっかりとした力量を高めるということが非常に重要なかぎだというふうに認識しております。 そこで、今年度は産業活性化プランの改定を予定しておりまして、改めて物づくりの振興に取り組みたい。また、この二、三年を振り返りますと、人口がやはり本市の場合も大きく減少ということで、ピークを過ぎてきたことも確実でございます。こういった点なども踏まえたコンパクトなまちづくりのあり方ですとか、人口減少も踏まえたいろんな施策の推進、こういうことも非常に重要な課題であろうと認識しております。 こういった多くの論点といいましょうか、重要な課題につきましては、今年度総合計画の基本計画、この改定を予定しておりますので、そういった中で十分論議を踏まえて、改めてこれからのまちづくりの方向性というものを確立をしていきたいと思います。 いずれにいたしましても、越前市の置かれている状況を考えれば、やはり物づくりをより一層強固にしながら、働く機会の確保であるとか、あるいは財政基盤の確立ということも目指していかねばなりませんし、また市民自治、非常に多くの市民の皆様方の御尽力によりまして成果もあらわれつつありますので、より一層協働のまちづくりも進めていかねばなりません。 こういったことを一つ一つ積み重ね、日本全体を覆う、あるいは越前市を取り巻く課題、たくさんありますが、ぜひ議会の御支援をいただき、市民の皆さんと手を携えながら、こうした日本全体を覆う閉塞感を越前市から打破できるように、人づくり、物づくり、まちづくり、長期的な視点に立ってしっかりと市の基盤を固めていきたいと考えています。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 平成の大合併によりまして、人口では、福井市、坂井市に次いで第3位と越前市はなったわけでありますが、それでも製造業を中心にする産業面では越前市が優位にあると思っておりましたが、ここに来て、地盤沈下はだれもが認めるところとなっております。 中心市街地がまちづくりの核となっているとは到底思えませんし、消費者の行動は市街流出傾向が続いていると言われております。見方はいろいろありますが、後世になってこうしたマイナスイメージの定着は奈良市長の時代と言われかねない自体であると思っています。それについて、市長、認識を求めたいのですが、よろしくお願いします。 ○議長(金子芳巧君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 私が就任しましたときの製造品出荷額が約4,000億円、ピーク5,100億円までいきましたが、直近では4,700億円、若干リーマン・ショック以降減少になっております。しかし、県内での出荷額の比率は減っておりませんので、むしろその中で着実にふえてるということでございます。したがいまして、本市だけが今後退をしてるということではなくて、日本全体のその非常に大きな世界的不況の中で本市の出荷額も減ってる、しかし比率そのものは県内の中で後退はしていない、この点、まず御理解いただきたいと思っております。 私、今、確かに厳しい状況でありますが、しかしながら市内の企業の中では、引き続き、世界的な競争の中でしっかりと製造業の振興と言いましょうか、企業の拡張を目指して準備を進めておられる企業もございます。こういった企業に引き続き進出をしていただいて、市内で雇用を生み出し、あるいは投資を進めていただく、そのためにも池ノ上工業団地の造成なども進めてるところでございます。今年度には造成終わりますので、しっかりと手続を経て売却を行う、こういう予定でもございます。 もちろん厳しいそういう状況については十分認識し、対応しなければなりませんが、だからこそ次の展望を持って基盤を固める、これが今の私あるいは我々行政の責任だというふうに認識をしている次第でございます。 先ほど申しましたとおり、市産業活性化プランや、あるいは総合計画の基本計画改定の中では、次の時代をにらみながら、引き続き市の産業を初め、しっかりとさまざまな事業の振興に努められるように議論を深めていきたいと思っておりますし、大いにこの状況をしっかりと踏まえて、市が引き続き着実なる発展ができるように私どもも取り組みを進めていきたいと考えている次第であります。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 次に、原発について若干触れさせていただきたいと思います。 高速増殖炉もんじゅの14年3カ月ぶりの再開は、国内外ともに大きな関心を呼ぶニュースでありました。本年度の国内10大ニュースにも取り上げられるのではないかと推察をいたしております。しかし、運転直後に一時停止になるなど、不安材料もあるようであります。 越前市長として、この間のいろいろな経緯についてどう考えておられるのか、また原子力発電所がエネルギー対策として不可欠なものと認識を持っておられるのかお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 西藤企画部長。 ◎企画部長(西藤浩一君) 日本原子力発電開発機構におかれましては、5月6日に14年5カ月ぶりに高速増殖炉もんじゅを運転を再開をされました。市としましては、市民の安全で安心な生活の確保を第一に、国や日本原子力開発機構に対しまして、迅速かつ透明性の高い情報公開を求めてまいりましたし、今後もそういった高い情報公開を期待をいたしているところでございます。 原子力発電につきましては、安定した国民生活やさらなる国土発展はもとより、地球温暖化におきましても、その必要性、有効性は世界の共通認識となっておる次第でございます。我が国でも、基幹電源として位置づけられております。 このような状況の中で、原子力発電施設等立地地域におきましては、原子力発電の意義と有用性を理解し、原子力発電所と立地地域とが共存共栄をしていく対策が必要であるというふうに考えまして、市のほうでも、本年4月10日に敦賀市長初め関係市町の首長とともに、原子力発電施設等立地地域の振興に関する要望書というものを民主党福井県連地域戦略局にも提出をさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 私は、時々、河野出身でもありますので、越前海岸へ行くわけでありますが、そうしますと、今さらながら原発の立地する敦賀半島が至近距離にあることを実感させられるわけであります。そして、次に安全性のことが頭をよぎることになります。もしもの場合を想定してしまうからでありますが、例えばもしものとき、災害としてとらえるならば、つまり原発における非常時での越前市の体制は十分な対応策がとられるのだろうか、危機管理としての責任ある体制は大丈夫なのかなどなど、市民は不安でいっぱいになっておるとも聞いております。 市長、この点について、体制はどうとられるのか、県の連携、周辺市町との協力、住民への対応などについてはマニュアル化されているのかお尋ねいたしたい。 ○議長(金子芳巧君) 橋本総務部理事。 ◎総務部理事(橋本弥登志君) 原発におけます非常時のマニュアル化の御質問でございますが、市の災害対策の基本指針であります地域防災計画におきまして、福井県内で原子力災害が発生した場合の応急対策として、福井県地域防災計画・原子力防災編に基づき、国、県、関係市町、防災関係機関との緊密な連携のもとに速やかに実施をすると定めてございます。 原子力災害が発生した場合は、県からの通報、指示により原子力事故災害対策本部を設置し、南越消防組合やその他の関係機関と連携し、迅速な広報活動、住民の適切な行動の確保、混乱の防止や避難誘導に努めることとしております。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 国の考え方は、敦賀市を初めとする嶺南地域はもとより、隣接する南越前町等への大きな支援が行われているようですが、越前市は隣隣市町として余り配慮はされてないというふうに聞いております。 これは、以前にも議論されたように、平成の大合併を機に、自治体単位で区分けするのではなく、非常時に及ぼす距離を考慮したものに変更するよう、粘り強く国へ要請すべきと考えております。住民の安全対策に係る費用は当然国が見てしかるべきと考え、過去にはいろいろ動かされた経緯のあったことは記憶にありますが、奈良市長になられてからは活発ではないように見受けられますが、むしろ市政の片隅に追いやっているようにも見えますし、担当部局も明確ではないと思います。そのため、国、県への要望にも何ら触れてないし、総合計画の中にも詳しい記述はないように思えます。それについてお考えがあればコメントをお願いします。 ○議長(金子芳巧君) 西藤企画部長。 ◎企画部長(西藤浩一君) 電源三法による地域振興支援制度というものも原子力発電の地域におきましてはあるわけでございますけれども、立地及び隣接市町と比べまして、本市のように隣接と同様の距離にある市町への支援が十分でないということは認識いたしております。 そこで、電源三法交付金の適用対象地域の拡大を、毎年行っております国及び県への要望事項におきまして、重要要望としても要望をいたしているところでございます。 また、非常時におきます市民の安全確保は重要な課題でございますが、原子力発電の安全確保につきましては、国と事業者が一元的な責任を有しているということで、市は法令等のもとに適切に対応すべきというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 今回のもんじゅの再開に当たり、原発問題が急激に関心を呼ぶ結果となり、改めてその存在意義を問うことにもなっております。人命の重さからいいましても、当然に対応すべきでありますし、私は原発は必要だというふうに認識をしております。 しかし、常に過去に起きた事故対応は留意すべきで、特に影響を受けたと言われる最短地区である坂口・白山地区は常に被害想定地に入ると考えた対策がとられてしかりと考えますが、また訓練も必要かと思います。触れたくないのではなく、行政のしっかりとした対応が常日ごろとられているかということが大事だと思います。 その点について、現状の体制も含めてコメントがあればお願いしたいと。 ○議長(金子芳巧君) 橋本総務部理事。 ◎総務部理事(橋本弥登志君) 福井県地域防災計画では、避難対策の確立と防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲を原子力施設からおおむね10キロメートルの範囲としており、越前市はその範囲に含まれておりません。10キロメートル以内の市町では原子力防災訓練を行っていますが、当市においては原発事故を想定した訓練は現在のところ実施しておりません。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) この原発については、越前市は隣隣地域ということになってますので、やはり隣地域よりも隣隣のほうが危険性が多いということは私は感じておるのは、例えばそういう事故が起きたときに、まず山にぶち当たって、ホノケ山ですね、あれへ上がって、落ちてくるのはやはり越前市のほうへ落ちてくるんじゃないかということが想定されますが、その辺も踏まえて、十分今後議論を深めていただきたいというふうに思います。 次に、丹南病院の改築についてであります。 これは広域行政の一環として取り組んでいるものですが、今大規模な改修工事も行われているようです。一日も早い完成を待ってる市民も多くおられると思いますし、越前市も関心を持ってると思います。 問題としているのは、この完成により利用客もふえると考えますが、そのときのアクセスの問題は解決されているのかという点であります。市民バスを直接乗り入れるとか、便数を30分の1本程度は運行するとか、対応を考えているのか疑問であります。車社会だからといいましても、病人ですから、すべて車とは決めつけられないというふうに思うわけであります。 私は、越前市からの直通便を出すべきと考えますので、見解を求めたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 西藤企画部長。 ◎企画部長(西藤浩一君) 改築予定の丹南病院が完成された後の交通アクセスの充実というふうな御質問でございますけれども、丹南病院が完成後のそういう広域的な交通アクセスにつきまして、越前市のほうからも直接のシャトルバスっていいますか、そういったものが必要でないかという御提案だったと思います。 しかしながら、越前市の市民バスを市域を越えまして丹南病院まで直接乗り入れることにつきましては、そういう経費負担等も考えますと、現段階ではやや難しいのではないかというふうな判断を今現在はいたしております。 現在のところは、越前市からの丹南病院のアクセスにつきましては、福井鉄道あるいはJRを利用してのアクセスが考えられておりまして、福井鉄道ですと、神明駅で下車して、鯖江市が運行しますシャトルタクシーを利用するという方法が1つございます。それから、JRにつきましては、JR鯖江駅で下車をしまして、鯖江市の市民バスを利用するという方法があるわけでございます。それぞれ100円とか、シャトルタクシーですと無料っていう形で、鯖江市民と同じような扱いをいただいて今はアクセスができておりますけれども、それが一番ベストとは言われませんが、今の段階ではそれをひとつ活用していただいてアクセスを考えていただくというのがいいのじゃないかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) ちょっと時間がなくなりましたので、慌てていきたいと思います。 もう少し余裕を持っていけばよかったんですが、ちょっと前後しますが、副市長が不在となってますと、何かにつけて当然各部長がその責任の一端を負われるわけでありますが、ここに、特に今回管理部門の長となられた竹内総務部長と産業環境部の河瀬部長のお二人に、それぞれ秘めている決意と今後取り組んでいくべき課題についてお聞かせいただければありがたいというふうに思います。 ○議長(金子芳巧君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 今後取り組むべき課題と決意について申し上げます。 越前市が目指す住民主体の自立都市を形成するためには、職員の意識改革、コスト意識、それから市民へのサービス向上の意識、自治活動への積極的な参加意識や能力向上が求められているところでございます。 また、平成24年度から、行政経験豊富な50歳代の職員が毎年30人前後退職する時代が迫っております。限られた経営資源の中で、職員は成長の可能性を持つ人の財産であるとの認識に立ちまして、平成22年3月に改正いたしました越前人材育成基本方針に沿いまして、人材育成に組織的、計画的に取り組んでまいりたいと思います。 微力ではありますが、市政の推進に精いっぱい努力する所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) ただいま地域経済の置かれている状況、大変厳しいものがあると考えております。雇用環境を含めまして、依然として厳しい局面が続いております。さらに多様な課題も山積しているところでございます。 このような課題をどう克服していくか、さらにはこういった状況だからこそ新しいことをチャレンジしていくと、そういった視点に立ちまして、行政にできること、さらには行政が取り組むべきことを1つずつ整理しながら、期限を定めて取り組んでいくことが求められているものというふうに考えております。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(金子芳巧君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) お二方の抱負を述べていただいたわけでありますが、やはり議場では非常に納得というような答弁でありますが、それを議会が終わってからも十分認識を新たにしてやっていただきたいと、かように要望しときます。 時間がなくなりましたので、選挙前の慌ただしい日々であったことから、質問内容にも深く入れなかったわけですが、7月の改選で再びこの議場に席を与えられたときは、市民の声を市政に反映させる意味においても、再度詳しくお聞きができればと願ってはおりますが、今回の質問はこれで終わりますが、テレビを通じ、この議会を見られている市民の皆様方には、今後とも越前市議会に十分な関心を持っていただきますよう特にお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(金子芳巧君) 以上で片粕正二郎君の質問を終了いたします。 次に、発言順位2番、川崎悟司君。 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 政新会の川崎悟司でございます。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 ちょっと議場の中も暑いなっていうふうな感じもしますし、目の前には真っ白な、白一色の理事者の方が見えるわけでございますが、水田のほうも、非常に4月、5月と天候が不順であったわけでございますが、この6月に入りまして、5月の終わりから非常に苗のほうも成長も著しく成長していくんではないかなというふうな思いもいたします。 平成19年に品目横断的経営安定対策事業が導入され、農地法の改正が行われ、企業の農業への参入が可能となったわけであります。そして、本年、政権交代により戸別補償制度が導入されたと。目まぐるしく変わる農政は、兼業農家率が日本一とも言われる本市の農業の未来、これがどういうふうに進んでいくのか、農業が活力を失えば、地域の衰退、コミュニティーの崩壊というようなことまで言われているわけであります。 そこで、越前市は、食と農の創造ビジョンを策定し、本年4月より実践プログラムにより具体的な方策、そういったものが進められようとしております。市の独自の農業政策があるのか、またどこに生かされているのか、それが兼業農家の水田経営が持続可能なのかなど、項目に従い御質問をさせていただきたいと思います。 実践プログラムの進捗状況ということで、10年後の農業のあるべき姿ということで、このビジョンというものを策定したわけでございますが、この実践プログラムというものがあったわけでございますが、いささか大上段に構えたビジョンから見ますといささか小規模でないかなというふうな思いを持っているのは、私だけではなく、多くの農業者の声でもあります。生きがい農業講座、農の匠認証制度などのこの現況、それからミニハウスの補助要綱など、今現時点でどうなっておられるのかお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) まず、今お話しありました実践プログラムの中の幾つかの取り組みについてお答えをしたいというふうに思います。 生きがい農業講座と農の匠認証制度につきましては、これまで食と農の創造審議会というのを開いておりまして、そこで意見を求めましたし、現在JAや営農協議会とその取り組みについて協議をいたしております。 それからまた、ミニハウスの支援事業につきましては、現在補助要綱を作成をしておる最中でありまして、既に農家からの取り組みの要望や問い合わせをいただいているところであります。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 今、現況ということで、4月ということで、今6月入ったばかりでございますので、これからいろいろな詰めの段階といいますか、これからやっていくというようなことでございます。 ただ私、ミニハウスの補助要綱ということで、これは言えば本市の園芸の分野ですね、これを立て直すというような視点、観点があるのだというようなこともお聞きをいたしたわけでございますが、実際この越前市における園芸というのは、今現在、ピークと比べますと半分ぐらいの人数になってしまったというようなこととか、平均年齢でいいますと70歳を超えるのではないかというような状況が伝わってくるわけであります。 この壊滅的なといいますか、この園芸の分野で、このミニハウスでどの程度の立て直しの予測がされているのか、そういったこと、それから市としての方策、そういったものがどのような形でこれ生かされていくのかお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今議員もお話しありましたように、非常に園芸の状況っていうのは厳しいところがあります。ただ、ここ数年、いわゆる園芸の専業に取り組む農業の団体とか、あるいは個人が何人か入ってきております。ただし、実際に園芸を専業として取り組むには、初期投資、いわゆる大きなハウス等をつくるということで、初期投資が大きく、しかもリスクが大きいわけであります。今回のこのミニハウスの補助事業については、今まで稲作を中心の担い手の農家の皆さんが園芸に取り組むきっかけづくりになるといいなということを目指しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) これ一長一短に、片手間でやるっていうような、そういった分野ではない、世界ではないよ。園芸っていうのは、一年365日、24時間やらなければ実とならないといいますか、花が咲かないといいますか、そういうジャンルであるというふうには私自身も感じてるわけでありますけども、この、今団体や個人が参入をしてきているというような中で、これ企業なんかもそういった部分で参入するというようなこともできるというふうに思うわけでございますので、そういう意味での考え方っていうものがあればお示しをいただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 既に、企業の中には、農業を取り組もうという準備をされてるところやら、具体的に企業の中に農業生産法人をおつくりになって農業に取り組むところも出てきております。国も制度改正しておりますし、精いっぱいそういうお問い合わせにはお答えをしていきたいというふうに思います。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 続きまして、現在越前市に飛来をしているコウノトリにつきましてお聞きをいたしたいと思います。 本年11月に、越前市におきましてはコウノトリの飛来40周年記念事業ということを計画をされております。それに合わせるかのように飛来をしてきた、これは雌でありますけども、コウノトリであります。初めはつがいで来たわけでございますが、現在は雌のコウノトリが1羽いるわけでございますが、市民にとりましては大変うれしいニュースでもあったわけであると思います。 先般、名称募集ということで、越前市からとった「えっちゃん」というふうに決定したと、今議会の冒頭、市長のほうから説明といいますか、あれがあったわけでございますが、現在のこの40周年記念事業の進捗状況と今後の取り組みにつきましてお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今お話しありましたように、ことしは、昭和45年に本市の白山・坂口地区にくちばしが折れたコウノトリ「コウちゃん」、これが飛来して40年目となります。この節目に当たりまして、越前市西部地域で取り組んでまいりました里地里山の保全再生にかかわる関係者、団体が集いまして、地域の活性化を図ることを目的に、コウノトリ「コウちゃん」飛来40周年記念事業を予定されているところであります。 実は、4月22日に、白山・坂口地区の13団体と県や市、NHK、福井新聞など関係機関を含めまして、コウノトリ「コウちゃん」飛来40周年記念事業実行委員会が発足をいたしました。この実行委員会で、コウノトリをシンボルとして、環境に優しい里山の魅力発信や、県内各地域との連携を図る各種イベントの開催をすることに決まりました。実施の時期でありますが、ことしの11月6日土曜日と7日日曜日に今想定をしておりまして、開催場所は、五中の体育館、白山公民館、いこい館を含めて、この地域全体を今考えようというところでございます。現在、具体的な内容につきましては、この実行委員会で協議をされている最中でございます。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 今着々と進めておられるということで、実行委員会の皆様方にはいろいろな御尽力をしていただいて、また協力も市としてしていってほしいなというふうに思います。 それで、コウノトリが、これ来ていただいたのは大変うれしいニュース、来ていただいたってちょっとおかしいんですけど、どう言うたらいいんかね、これ。越前市がちょうど取り組みをしている、またそれからコウノトリを呼び戻す農法というようなことで大々的なコマーシャルをしているときにタイミングよく飛来したんですけども、コウノトリの滞在が長くなればなるほど、これやっぱり専門性が求められてくるのではないかと。地元の人の対応はもちろんでありますけども、行政としての対応、対策、そういったものが必要というふうに思います。 現在、役所の体制について、それから地元に対してのいろんな協議、そういったものはどうなっておられるのかお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 4月1日に2羽来まして、その後、名前もつきましたけど、雌の「えっちゃん」がきょうまで滞在をしております。非常にうれしいことであります。 この滞在が長くなっておりますので、今議員もお話しありましたように、専門性も必要であります。県の自然環境課並びに鳥獣類保護連盟福井県支部、日本野鳥の会福井県支部、これが鳥に関して非常に専門的な力というか、技術を持っておるわけですけど、その人、さらには農業の関係でいいますと、県の丹南農林総合事務所、それからJAの助言や協力をただいて、それを含めて、関係区長さんを初め水辺と生き物を守る農家の市民の会、これは既に今まで活動しておられますが、それから今お話しあったコウノトリを呼び戻す農法部会の方々とともに、まず見守り活動を初め、地元では観察ルールを取りまとめたり、あるいはえさ場確保のため、減農薬の田んぼの整備や休耕田の利用など、コウノトリと共存できるような取り組みを現在始めております。 市では、今後もこのような取り組みが広がり、かつ継続できるように支援をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 相手は生き物っていいますか、羽が生えておりますので、どこへ飛んでいってしまうか、越前市内どこへ行ってしまうかわからないというような、そういったものがあるわけであります。これは当然役所だけでどうこうなるというような問題でもないわけでありまして、今ほど答弁の中に、県を初めいろいろな関係機関、そして地元の地域の皆さんというようなとことの連携っていうことは非常に大切ではないかというふうなことであります。 これ、やっぱり役所としての一つの体制、こういったものについても、やはり今後の展開の中においては増強っていいますか、体制もいろんな形で進めていかなければならないんでないかなというふうにも思います。 それで今、このコウノトリを題材として、有機農業であるとか、環境調和型農業、それからまちづくり、そういったものの活力といいますか、活性化、そういったものの題材としても私は考えていってもいいんではないかというふうに思います。 それで、常日ごろ、農業に関して市長も大変力を入れてきた経過があるわけでございますので、市長の考えがあればお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 奈良市長。
    ◎市長(奈良俊幸君) まず、4月1日に本市の白山地区にコウノトリが飛んで来たわけでありますが、翌2日に豊岡市の中貝市長からお祝いの電話が私のところに入ってきました。中貝市長は、4月25日に発行されました豊岡市の広報の中にも、越前市にコウノトリが飛来をしたということを市民の皆さんに紹介していただきまして、あわせて越前市が、コウノトリがもう一度飛んでくることを願って、市民挙げて里地里山の保全再生だとか、コウノトリを呼び戻す農法を初め環境に優しい農業の振興に取り組んでいることを紹介いただき、その上で、コウノトリが感謝状を持って越前市に飛来したに違いない、そんなことを豊岡市の広報の中でも市民の皆さんに紹介していただきまして、大変私うれしく思いまして、中貝市長にはお礼のお手紙も出させていただきました。 もちろん、今議員御指摘のとおり、これ羽が飛んでる生き物ですから、本市に飛んできたのはある意味で偶然かもしれませんけれども、やはりその背景には、地域住民の皆さんが、もう一度コウノトリが住める、そういう里地里山を保全しようとか、環境に優しい農業に取り組もう、そういう着実な取り組みの上に今回の飛来あるいは2カ月もの滞在他実現してると私は確信をしておりますので、引き続き里地里山の保全再生あるいは環境調和型の農業の推進、そのために11月にはコウノトリ「コウちゃん」飛来40年のイベントとか、来年3月には全国有機農業の集い等も開かれます。こういった事業に支援を行っていきますとともに、今後ともコウノトリが定住できるような地域づくりを全般的にどうつくっていくのか、関係団体とも十分協働しながら、コウノトリが舞う里づくり構想というものを今年度中につくっていきたいなと、こんな中でこれからの取り組みについてまとめていきたいと、そのように考えているところであります。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 今、40周年に向けて、また来年の有機農法の全国大会、それに向けて取り組みを、この中にもコウノトリというようなものを組み込ませながらというような御答弁でなかったかなと思います。 それで、新聞にもいろいろ写真入りでいろんな取り組みが報道されております。 それで、確かに次世代を担うっていう、そういう観点から申しますと、小学生に対して、いろんな食育であるとか、環境であるとか、里地里山であるとかっていうようなことについてはやられているっていうふうな感じは受けるわけでありますけども、次の世代の核となって活動していただけるような、そういう世代、言えば30代、40代、50代も含めてのそういう方々の姿が余り見えないんではないかなっていう、そういう危惧を持つわけでありますが、こういった方々に対しての呼びかけといいますか、実行委員会としての考え方、また市としてのこの呼びかけの現況、それはどうなっておられるのかお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 実は、その40周年の記念事業の今打ち合わせをしてきておりますが、今議員がお話しあったように、未来へつなげていく、これから将来につなげていくためには、まず子供と、それからそのお父さん、お母さんたちが、このイベントを通じて、今市長がお話しあったような地域づくり、受け皿づくりをつくっていけるようにするような取り組みを考えようという提案が出てきております。それが1つと、それから、今実際いる南部地域についても、学校とかPTAの皆さんにもお声をかけて、その取り組みについての御相談も始めておりますので、ぜひ今議員の御指摘あった中堅、30代、40代、50代の皆さんにもいろいろな形でかかわっていただけるように頑張っていきたいというふうに思います。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 私たちも、そういったことにつきまして協力を集落営農という中でさせていただきたいなというふうに思います。 次に、戸別補償制度のことにつきましてお聞きをいたしたいと思います。 現在、いろいろな申し込みっていうんですか、そういう事務的な作業が各農家で進められているというふうにお聞きをいたします。これの進捗状況についてまずお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 現在、申請を受け付けをお願いしているところであります。まだ申請を受け付けしてまとめるところでございますので、それがまとまるのはちょっと先になるというふうに思います。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) それで、私は、二、三、心配するところがあるわけでございますが、要するに1万5,000円ていう、そういう、戸別農家にそういった金額が1反当たり入るということでございますが、要するに米業者の、私米の買いたたきというようなおそれがあるんでないかなというふうなことを危惧するわけでありますが、これの善後策等について、JAや関係機関との協議はされておられるのか、現況についての認識をお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 議員が御指摘いただいたとおり、米の戸別所得補償のモデル対策によりまして、実は反当たり、10アール当たり1万5,000円が交付されます。その部分相当を下げた価格で実は米問屋などの業者が買い取るようになるのではないかという懸念が農家やJAなど各関係機関にあることは認識しております。実際これからどうなっていくかっていうことも含めまして、今後県やJA等とともに情報収集に努めまして、米価の動向に注視をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) これ、今現時点では、現実問題として今あるわけではないので、何とも言えない部分もあるのかなというふうに思うわけでありますけども、実際業者といたしましては、実際そういう制度については熟知をしておりますし、また生産者がそういったことを熟知しているかどうかっていうのは、なかなかその知識の差、経験の差というようなことがありますので、行政としましても、さらなる支援、情報の提供、そういったこと、協議については十分な体制をお願いをいたしたいなというふうに思います。 それと、地主と耕作者の認識のずれというようなことで、よくこの制度を理解をしていない農業者がまだまだいるのではないかというふうに感じるところがあります。こういった方々に対しての個別の指導や助言が必要でないかなというふうに思うわけでありますが、この現状に対しての御認識をお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今、それぞれの農家の皆さんからことしの作付についての申請を出していただいて、現在現地確認を行っております。各集落における生産調整の取り組み状況を見ておりますと、この今回の所得補償のモデル対策については、既に農家組合長にかなりお話をして、農家組合長を通じて各農家の皆様に御説明をしておりまして、おおむねこの制度についての御理解はいただいてるというふうに思っております。地主と耕作者、どちらに当たるんやっていう議員の御意見もありましたが、これについてもおおむね御理解をいただいて申請が上がってきてるというふうに思っております。 ただ、なお疑問点がある方に対する対応につきましては、JAと連携をとりながら、この制度がより一層理解をしていただけるように個々に対応をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) ただ、今農家組合長っていうのも、もうほとんどがサラリーマンの方ばかりって言ってもいいぐらいですし、もう離農されてるような方がなってるっていう集落も実はこれあるんですよ。家の回り番で、昔からその集落集落のやり方があるので、どうのこうのっていう、行政がどこまでタッチできるのかっていうことはちょっと私もわかりませんが、実はそういうような現状もあるので、一概に一般的な、平均的な対応っていうんでなしに、やはりいろいろな強弱をつけるというようなことの含めて、ぜひともきめ細やかな指導っていいますか、対応をお願いをいたしたいなというふうに思います。 続きまして、現政権においては、担い手だけを対象とするのではなく、一般戸別農家ということでの今の戸別補償制度でございますが、補助の対象を広げたわけであります。現在の担い手農業者の数の状況や生産組合の組織化の状況についてお知らせをいただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今生産組合、いわゆる集落営農組合、これは今30集落営農組合ができておりまして、認定農業者は100人を超えております。担い手としては、今この認定農業者と集落営農組織の皆さんが頑張って集積を図りながら、越前市の農業を担っていただいてる状況であります。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 特に集落営農の組織化へのネックっていいますか、これは人の問題であったり、機械の所有の問題であるとか、そういうことがいろいろあるわけでございますが、これ市の方策として、兼業農家を水田経営が持続可能なところの水準に持っていくというのも大きな市の役割っていいますか、指導だというふうにも思うわけでありますけども、これについての方策、ありましたらお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 兼業農家、所有面積、耕作面積が少ない農家の皆さんについて今後どうしていくかっていうことがお尋ねやと思うんですが、経営効率あるいは継続的な営農をしていこうとしますと、やはり耕作面積の少ない農家では、どうしても現実的に経営が合いません。市としては、国の制度もそうですが、できるだけいわゆる零細、兼業農家の皆さんが力を合わせて集落営農組織をつくっていただいて、より経営効率を上げて次の世代に渡していくような経営をしていただきたいということで、従来からも集落営農組織化については積極的に御相談に応じ対応しているところでありますし、現在も数集落が相談をいただいて、うちの担当職員が行っていろいろ具体的な詰めを進めているところであります。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 一長一短にいくような問題ではありませんし、その集落集落によってはいろんな、さまざまな課題っていいますか、問題もあるわけでございますので、一概に言えないというようなところもあるわけでございますが、小さい農家や経営面積の大小もありますが、そういう市としての、今後も力強い御支援もお願いをいたしたいと思います。 続きまして、しきぶ米の販売におけるJAとの連携ということでお聞きをいたしたいと思うんですが、ブランド化と販路拡大の取り組みということで、現在食味値の表示は、平成9年度産から実施をしているということでございます。食味値85以上で整粒歩合が75%以上で60キロ当たり1万6,000円、同食味値が90以上で1万8,000円で買い取るということで、JAといたしましては久々な大きな決断でないかなというふうに思うわけであります。 10年度の取り組み状況について、作付の面積や収穫量についての見通し、これについてお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) まず、特別栽培米でございますが、昨年まではJA越前たけふの管内では240ヘクタール強でございましたが、今年度300ヘクタール近くに達するということでございます。今の食味値85、90以上のコシヒカリ、昨年初めて取り組まれまして、そこそこ量が出てきましたので、これを今年度、さらにその拡大分を含めて品質を向上して、ある程度の収穫を目指そうということで今準備を進められてるということでございます。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 食味値により買い取り価格に差をつけるということで、農家のやる気、そういったものを奮い立たせるとか、またJAの、これ実際本気度っていいますか、そういうものがうかがえるんではないかなというふうに思います。実際には、農家の手取りがふえるという効果も当然あらわれるわけであります。 実際、JAといたしましては、しきぶ米の注文書の配付など、作付の拡大はもとより販売にまで手を広げたということにより、一つの一貫した流れができつつあるのではないかというふうにも思います。ここにもJAのこれからに対する戦略っていいますか、そういうものが感じられるわけでありますが、このことに対しましても、市としては今の販路拡大に対して予算なんかもつけてるわけでありますけども、JAのこういった今までにない動きを受けて、市としてのこのさらなる対応策っていいますか、支援策、それをあればお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) JA越前たけふが、今議員お話しあったように、直販体制をしきながら、ブランド化を絞って戦略を進めてるっていうことは、非常に市としても喜ばしいことだと思います。これは、当然越前市が環境調和型農業を進めてきた大きな流れの一つとして、JAの皆さんがこれに呼応して、JA越前たけふが積極的にやっていただいてるというふうに思います。 市としても、今議員がおっしゃったように、当初で予算化もさせていただいて、このブランド化の推進ということにつきましては、積極的に支援をこれからもしていきたいというふうに思います。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) ここに市としての独自政策っていいますか、19年の品目横断的経営安定対策事業の中で、法人化に向けて、転作だけでなく水稲も含めて、この法人化に向けてどういうふうな指導をしてきたのか。安心で安全な食料を地場で栽培し安価で販売するという、こういったサイクルの確立に向けてどう取り組んできたのか。環境調和型農業、特産化と販路拡大、園芸の指導、また人材の育成など、しっかりとした対応や営農指導がますます必要ではないかと思うわけでございますが、これにつきまして、市長として何か御見解があればお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) ようやくそういう取り組みが多くの方に理解をいただき、またJAみずからがここまで思い切って取り組もうっていうようなその姿勢を見せていただいたことは、私は画期的なことだというふうに評価をいたしております。ぜひ今日までの積み重ねを生かして、越前市の農業が今後とも継続的に発展できるように、さらに関係者の皆さんと力を尽くしていきたいと思いますし、必ず越前市の取り組みがこれからの農業を切り開いていく非常に先導的な役割を担えるように、市としても支援を続けていきたいと考えています。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) ぜひ市の中においても、職員の皆さんちゅうのは何年間かでかわるっていうふうな宿命があるわけでございますけども、ぜひとも農政に対しましても、専門性の高い職員の方も育成もしていただくというふうな視点も持っていただいて、本市に合うような農業、そういったものの確立に向けてぜひとも御尽力をいただきたいというふうに思います。 続きまして、教育行政につきましてお聞きをいたしたいと思います。 ゆとり教育からの転換ということで、本年から、いろいろな学校現場の中であるわけでありますけども、ゆとり教育とは、知識重視型の教育方針を詰め込み教育であるとして廃し、経験重視型の教育方針を持って、授業の時間と内容を縮小して、ゆとりある学校を目指した教育のことと言われ、1980年から2010年まで実施されてきたわけであります。ゆとり教育は、その目的が達せられたかどうかが検証されない状態の中で、授業の量と質を落とした反動で児童・生徒の学力が低下しているとの声がマスコミ等からあり、その世論に押される形で脱ゆとり教育の方向に進んできているというような状況でないかないというふうに思います。 福井県は決して学力が著しく低下したということではないというようなことも報道等であるわけでありますけども、新学習指導要領に改訂をされたということで、学校現場においては教科書等が変更になったというようなこと、それから今まで教えていなかったことなんかを復活、以前は教えていたんですけども、授業の中で復活をしたものと、いろいろあるわけであります。 それで、授業日数の確保ということで、学校5日制を導入した時代から、学校教育では、ゆとり教育と言いながら、ゆとりがなくなってきている状態が続いていると言われております。授業時間の確保はもちろん、学校行事の円滑な運営や教職員の負担軽減など、例えば多動児の対応であるとか、家庭の問題、学校外のいろいろな問題等、たくさんの仕事が肩にかかってきているというふうにも言われております。 土曜日の午前中の授業の復活などを求める声も父母の間からも聞こえてくるわけでありますけれども、市教育委員会といたしましての対応、現状はどうなっておられるのかお聞きをいたしたいというふうに思います。 ○議長(金子芳巧君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) ゆとり教育から転換して、授業時数等がふえる中で、市教育委員会としてはどう対応していったらいいかという御質問だと思うんですが、今議員御指摘のとおり、平成14年から週学校5日制が導入されて、その指導要領の中では、学習内容と授業時間数そのものが削減されてきたわけです。来年4月から実施されます新小学校学習指導要領では、学習内容がふえ、また当然ふえてきますと教科書もちょっと厚くなってきます。そして、それに伴いまして、授業時間数、小学校1年生、2年生は週2時間、3年生から6年生までは週1時間、授業時間数がふえて、今言われてます学力を上げようっていうようなところの取り組みになるかと思います。 教育委員会としましては、これまでもそれぞれ指導要領の中に標準授業時数はきちんと確保しなさいよというようなことが指摘されとるわけです。そういう中では、昨年度、21年を見ますと、標準授業時間数だけはきちんと確保しているのは現状でありますし、また来年小学校のほうから入りますが、それを予想しますと、きちんと標準授業時間数は確保できる見通しであります。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 5日制が導入された時代っていうのは、非常に今の社会経済状況もよかったっていいますか、わけでありますけども、現在は、保護者の就業形態っていいますか、これも変化をしてきているということで、パート・アルバイト、それから派遣労働っていうんですか、そういうふうなことで、土日の勤務が非常にふえてきているっていうのが私の周りでも感じられるわけであります。 そういったことも含めて、何か土曜日の午前中なんかは授業を復活してほしいって、これは授業日数の確保っていうことにもつながるわけでありますけども、今教育長の答弁ですと、一応授業日数につきましては確保しているという御答弁でありましたけども、しかしその中で、学校の中で、ゆとりっていいますか、そういうことまでが確保されているのかどうかっていうことについては、いささか私疑問を感じるわけであります。 それと、夏休みなんかの期間中、例えばそれを授業に当てるとか短縮するっていうことでなしに、その中で、例えば学校行事の何かとか、授業の足りない部分とか、そういうなものを弾力的に運用するような、そんな考えはできないのかなというふうに思うんですが、教育委員会としてのお考えをお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 例えば今までも、自然災害の台風とか、昨年の新型インフルエンザみたいな、ああいうような場合で授業時間数が確保できない場合にはといったときには、まず昨年の場合も、まず放課後を使いましょう。だけども、それでも足りなかったら、やはり土曜または休業日にそれぞれを活用していきましょう。だけども、原則土曜、日曜、祝日っていうのは休業日になっとるわけなんです。ですから、それを例えば、学校行事関係で、体育祭とか文化祭がある場合には土曜、日曜を使わせていただきます。その場合に、必ず振りかえをさせていただいてというような方法をとってると思います。よく、今議員言われましたように、保護者の要望に応じて、例えば保護者の要望、PTAが土曜日集会やりましょう、なら集会をずっと、授業をずっと最後までやったら、それはやはりこの今の学校教育法施行規則の中では違反するような形になろうかと思います。長期休業中の場合には、実際今も学校現場でほとんどやってると思うんですが、夏期休業入って1週間ぐらい、または夏期休業の後半のほうの1週間、10日あたりは、それぞれ宿題をやったり、また1学期のおくれで、みんなを集めるっちゅうことでないけれども、幾らかこういうことで自主的に勉強したいという人を集めてというような中で実際動いておる、それが現状でございます。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) いずれにいたしましても、ゆとり教育からの転換ということについては、もう待ったなしの状況でもあるわけでありますので、市といたしましても、主役は児童・生徒でありますので、そういうような考え方で、現場の声も十分に把握をしていただきながら進めていってほしいなというふうに思います。 続きまして、各中学校におけます反省文ていうのがあるらしいんですけども、これについて教育委員会としては認識をされておられるのか。 また、これ各学校や教員によりばらつきがあるというようなお声を聞くんですが、その辺について認識をされておられるのかお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 今反省文、生徒指導上での反省文のことだと思うんですが、現在生徒指導の方法として全中学校で行ってると思います。具体的には、器物破損とか、それから自転車通学生の交通ルールの違反をした場合とか、または学校に不用な物を持ってきた場合等について、それぞれ生徒の反省文を求め、そして保護者に家へ持って帰って一言コメントをいただいてというような指導をさせていただき、学校と、それから家庭とが一緒になって指導に当たる、そういうようなことで効果を上げておるというぐあいに認識しております。 今御指摘の、それぞればらつきがあってはというようなことの御指摘ですが、生徒を指導する場合に、それぞれ中学校において、やっぱり教員は同じ指導が行えるように、共通理解は当然大事なことだと思います。もしそういうようなことが、大体いつも新入生の説明会とか、何か保護者会とか、学年懇談会とか、そういうようなときに説明をさせていただくんですが、もちろんそういうようなことはきちんともう一度徹底していかんとあかんなとは思っております。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) これ、ほいでまた、学校によりまして様式なんかも統一性が図られていないというようなことやらあるというふうにもお聞きをいたしますので、今教育長おっしゃられた、もう一度徹底するというようなことでぜひともお願いをいたしたいと思います。 これの取り扱いや生徒の扱いっていうのはどうなるのか、そういった不安をする保護者の方もいらっしゃるので、ここで一言お聞きをいたしたと思います。 ○議長(金子芳巧君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) まず、様式の統一性って、これはそれぞれ学校なんですが、生徒指導部の教員がそれぞれ部会でいろんな話をしていますから、大体同様な様式にはなってると思います。それは様式統一する必要はないと私は思っております。 それから、それぞれその取り扱いっていうのは、多分に後にずっと残っとるかどうかっていうようなことだろうと思うんですが、これはそのときの指導でありまして、それ一回終わったらもうそれで終わりでございます。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 続きまして、栄養教諭の増員ということでちょっとお聞きをいたしたいと思います。 この栄養教諭っていうのは、食のスペシャリストである管理栄養士と教育の専門家である教師の資格をあわせ持つ者であるというふうになっております。子供が将来にわたって健康に生活できるよう、学校給食を活用して、栄養や食事に関して指導、教育し、食に関する望ましい習慣や自己管理能力を身につけさせるとともに、他の教科、家庭、地域とも連携をして、食に関する啓発を行うとされております。 現在の小・中学校の栄養教諭と学校栄養職員の配置の現状と任用基準についてお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 学校栄養職員と栄養教諭の配置状況についての御質問でございますが、越前市では、国の配置基準に基づきまして、栄養教諭2名、学校栄養職員5名が配置されてまして、それぞれ1人が3ないし4校を担当して、それぞれの小・中学校での食に関する指導を実施しておるところでございます。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 食育を推進する我が越前市といたしましては、学校現場での役割と家庭、地域との連携のあり方について、この栄養教諭、これのかかわり、これどうなっておられるのかお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) それぞれ栄養教諭、また学校栄養職員が食育にどう携わっておるかという御質問でございますが、それぞれ学校におきましては、食育推進のかなめでありまして、各学校における食に関する指導の全体指導計画の策定、それから家庭、地域との連携、調理等において中核的な役割を担っております。学校給食の栄養管理、それから衛生管理、もちろん毎日の給食や食に関連した各教科での指導を通して、食事の重要性や望ましい栄養や食事のとり方、個別的な食相談など、専門性を生かしたきめ細かな指導、助言を行っておるところでございます。 そこで、栄養教諭と学校栄養職員というこの2つの職ですが、栄養教諭っていいますと、それぞれ教壇に立って授業が持てるっていうのが栄養教諭でありまして、学校栄養職員さんは、いろんなことの資料を出していただくんですが、例えば子供たちに指導する場合にはTTで、1人そこに先生がおって、横でいろんなことをやっていただく、そういうような形で今入っていただいとるところでございます。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 今、家庭の問題とか、保護者の就業の問題とか、いろいろ以前とは随分変わってきた面があります。そのことによりまして、子供たちの食というものの乱れっていいますか、そういったものもあるというふうにもお聞きをするんですが、そこで県がこの栄養教諭の増員の方向というものを打ち出したというふうに聞いておるんですが、市としての将来にわたって考え方についてお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 市としましては、食に関する指導の充実のために、我々毎年それぞれ県のほうへいろんな増員を要望しておるとこでございます。今後も強くこの面に関しては要望していきたい、そういうぐあいに思っております。 ○議長(金子芳巧君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) ゆとり教育ということで、非常に学校も変わってくるというようなことで、教職員の資質の問題等いろいろあるわけでございますが、ぜひとも子供たちが主役でありますので、よりよい教育環境をつくっていただくよう要望して、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(金子芳巧君) 以上で川崎悟司君の質問を終了いたします。 暫時休憩をいたします。 再開は午後3時40分といたします。        休憩 午後3時22分        再開 午後3時41分 ○議長(金子芳巧君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続いたします。 発言順位3番、吉田慶一君。 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 公明党議員団の吉田慶一でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。 最初に、高齢者の免許証の自主返納対策についてお聞きをいたします。 私は、平成19年の6月議会で、65歳以上の高齢者の交通事故減少の推進をするために、運転免許を自主的に返納する65歳以上のお年寄りに、市内を走るコミュニティーバスの無料バス券を1年間配布するようにしてはどうかと提案をしました。そして、平成19年10月1日から、免許証の期限切れまで市民バスの無料乗車券が配付されるようになりましたが、現在における65歳以上の高齢者の運転免許証の自主返納者数を年度ごとに教えてください。 ○議長(金子芳巧君) 西藤企画部長。 ◎企画部長(西藤浩一君) 運転免許自主返納支援事業につきましては、高齢者が加害者となる交通事故の減少を図るとともに、公共交通の利用を促進し、人と環境に優しいまちづくりを推進するという目的で平成19年10月1日からスタートいたしております。 年度別の返納者数につきましては、平成19年度が25人、平成20年度が52人、平成21年度が46人、平成22年度は5月末現在で6人となっておりまして、5月末現在で合計129人となっております。 以上でございます。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 平成19年が25名、20年が52名と21年が46名で22年が6名で合計129と。 鯖江市は、65歳以上の運転の免許自主返納者を対象に、鯖江市が一番最初に始めたんですが、2007年4月に、県内初の試みとして、つつじバスの無料乗車券の発行数がことしの5月21日現在で202人に達しました。福井県の運転免許課によると、2007年から2009年の3年間で運転免許の自主返納者数は、新聞発表によりますと571人、そのうち鯖江市は189人と最も多く、33%を占めております。また、高齢者による事故減少の傾向も見られ、3年間の65歳以上の人身事故は179件で15.1%、福井県全体での16.8%と比べますと少なくなっております。 越前市の場合は、2007年から2009年までの3年間の運転免許自主返納者数は、先ほどの報告で129名と。鯖江市より六十何名か少なくなっていますが、交通事故件数も、2007年より着実に減少傾向が見られる。ちなみに、平成19年の免許返納者数が越前市は25人、交通事故の65歳以上の高齢者の交通事故件数は92件、平成20年の返納者52名、交通事故は84件、平成21年の返納者は46名で交通事故件数は77件と。わずかずつこの効果があらわれて減っているものと思われます。 敦賀市が、ことしの4月より、コミュニティーバスの利用券を毎月10枚ずつ5年間交付することを開始しています。また、大野市におきましても、市内循環バスが全線開通した時点で、運転免許証の自主返納者に対して支援を検討してると。 そのように、県内でこのような高齢者の交通事故を少なくするために運転免許証の自主返納の広がりが見られます。越前市としましても、鯖江市から比べますとまだ返納者数が若干少ない、そういったことも考えまして、今後さらに自主返納者を増加させていくための対策が必要であると思われますが、必要であるかどうかということと、その考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 西藤企画部長。 ◎企画部長(西藤浩一君) 今のお話のように、この制度につきましては、交通事故防止あるいは公共交通の利用促進という、その両面で効果が一定程度はやっぱり認められるというふうには我々も考えております。 加えまして、道路交通法が昨年改正をされまして、75歳以上の高齢者におきましては免許更新の条件が厳しくなったという、そういう時代背景も出てきております。さらに、いろんな自主返納の制度が、各市町いろいろ工夫を凝らしておりまして、越前市の今とっております最大5年ていう市民バスの無料パス券が一番いいというものではないかというふうに我々は判断いたしております。 したがいまして、今御提案の、さらにどういうふうな形で支援策を充実するか、あるいは無料バス券の有効期限を鯖江市並みの10年にするのかどうか、そういったことも含めまして、越前警察署あるいは庁内の関係部署と十分協議をして拡充を検討してまいりたいというふうに今考えております。 以上でございます。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 10年、今まで免許証の期限切れまでっちゅうことで、あるところでは、免許証が3カ月で切れちゃうという人が返納したちゅう場合がちょっと聞いたことがある、よその市で。それが、返した途端3カ月しか乗れなかったっちゅうことで、返すんじゃなかったっていう反省の声があったっていうのもちょっと聞いたことあるんですが、今言ったように、ある程度長期にわたってのこの無料バスの実施は有効でないかと思うんで、ぜひ検討をお願いしたいと思います。 また、別府市の事例のように、運転免許証を高齢者は身分証明書のかわりとして持っている、いわゆる65歳以上の高齢者に配慮して、写真つきの住民基本台帳のカード、これは現在500円で、越前市の場合は来年3月まで無料になっているんですが、これも来年以降も、運転免許証の自主返納者に対して無料化して、またそういったものを広報で周知徹底してはどうかと、そういったことを思うんですが、御意見があったらお聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 出淵保険年金課長。 ◎市民生活部保険年金課長(出淵忠雄君) 写真つき住民基本台帳カードの発行手数料無料化についての御質問でございますが、住民基本台帳カードの交付につきましては、現在国の特別交付税の上積み措置を活用いたしまして無料で交付しておるところでございます。今後の継続につきましては、国の動向を注視するとともに、住基カードの普及促進の取り組みの中で今後検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) これも検討していただきたいと思います。 続きまして、増加する高齢者のドライバーの日常生活を支援するための高齢運転者等の専用駐車区間制度というものがことしの4月19日から全国一斉にスタートをされました。これは新しい制度なんで、まだ大半の人が知らないと思います。この制度は、高齢のドライバーらが日常生活でよく利用する官公庁施設や医療機関、福祉施設、障害者施設などに十分な駐車場がない場合に、その施設の周辺道路に専用の駐車可能区間を設けて、安全かつ容易に駐車できる環境を整備するものであります。高齢者が駐車場を探すためにわき見運転をして事故を起こすのを防止することも含まれているわけでございます。 利用できる対象者としまして、70歳以上の高齢者、また肢体不自由または聴覚障害のある人、また妊娠中または出産後8週間以内の人となっています。車両のフロントガラスに張る標章は最寄りの警察署で申請できるようになっていますが、越前市でのこの公共施設における専用駐車区間制度の実施状況について教えていただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 高齢運転者等専用駐車区間制度につきましては、道路交通法の一部改正によりまして、高齢者等が駐車場を探し回ることなく快適に運転できる環境の整備を目的に、4月19日から全国一斉にスタートいたしました。県内では、福井県警察本部により、越前市役所前県道と福井市の柴田公園南側県道の2カ所に設置されました。 議員がおっしゃりますとおり、利用できますのは、普通自動車を運転できる免許を持つ人で70歳以上の人、それから肢体不自由または聴覚障害により免許証に条件が付されている人、妊娠中か出産後8週間以内の人で標章の交付を受けた人となっております。標章は最寄りの警察署に申請する必要があり、手続には、運転免許証と自動車検査証、妊産婦においては母子健康手帳など妊娠や出産日を確認できる書類を持参してください。標章は即日交付されます。標章は、駐車する際に、車両のフロントガラスに張って御使用いただきたいと思います。 市役所前の駐車区間は午前8時から午後6時まで利用できますが、対象者以外の者がこの区間に駐車いたしますと、通常の反則金の2,000円が上積みされることになっております。 現在、越前署管内で手続をされた方の数は23名となっております。 以上でございます。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 現在23名が利用されてるということですが、この公共施設以外でのそういう専用駐車区間の状況がありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 先ほど申し上げましたように、県内では2カ所だけでございます。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 話をお聞きしてますと、越前市は福井県で先駆けてこの専用駐車区間制度をつくられたっちゅうことをお聞きしてますが、何と申しましょうか、今後、公共施設でもなかなか、全くこういう専用区間制度をつくる考えがないんか、つくってもほかの者に利用できるから厳しいとか、そういう具体的な状況をもう少しお聞きしたいんですが。 ○議長(金子芳巧君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) この条件といたしまして、交通の妨げにならない、2車線ぐらいの広さがないとできませんので、それと人が集まるところということでございますので、県警のほうでこれは認可しておりますので、また場所があれば要望していきたいと思いますけれども、なかなかこういう2車線で交通の妨げにならないという箇所が少ないように思っております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) この、先ほど23名の方が利用されてるっていうことですが、4月から、この制度に関して、まだまだ知らない方はたくさんおると思うんですが、この市民への周知徹底状況についてちょっと教えていただきたいんですが。 ○議長(金子芳巧君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 制度の周知につきましては、越前市広報5月号でお知らせするとともに、福井県の警察本部のホームページでもお知らせしてございます。また、新聞報道等でも、制度導入前後におきまして大きく取り上げられております。 今後につきましては、シルバー交通安全推進員の研修会等の機会を踏まえまして周知を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) そのように徹底していただければ、だんだんと越前市内で徹底されていくんかなと思いますので、様子を見ていきたいと思います。 とにかく高齢者の方は、私も将来そうなると思うんですが、ウインカーを右に上げても左に曲がったり、前進するかと思うたら急にバックしたりとか、大分運動機能がかなり低下する。そこで、一番問題なのが、警察側にしますと、その駐車場が狭いと。それで、焦って接触事故を起こしたり、なかなか車に乗っていっても駐車が難しい、そういうなのをいろいろ聞いてます。今後とも、こういった、なかなか道路の2車線以上で交通の妨げにならない場所と規定がありますが、医療機関とかそういったことも踏まえ、障害者施設なども含めて、こういったことを頭に入れながらのいろんな対策をまた今後進めていくことを要望しておきます。 次に、有害鳥獣対策について質問をさせていただきます。 イノシシ、シカ、猿、カラス、ハクビシン、アライグマなど有害鳥獣による農林業への被害が拡大してます。私は、今回で3回目、何もシリーズで組んでるわけでないんですが、余りにも有害鳥獣の被害を、そこらじゅうから深刻な声をお聞きしてます。それで、ある程度私が、また私っちゅうよりも中山間地の人が納得できるような対策を、私もアイデアを出しながら進めていきたいと思うので、それが第3弾、4弾、5弾になるかもわかりませんが、シリーズとして続けさせていただきます。私は、もう有害鳥獣の吉田って言われてますので、もうこれはこのまま続けていきたいと。 もうイノシシとの格闘、私も、ずっとこの12地区の山間地域を見てきまして、イノシシに追いかけられたことがあります。アライグマを見てかわいいなと思いましたら、物すごいどう猛なちゅうことも初めてわかり、身に危険を感じたこともあります。そのように自分の肌で見て、そういう電気さくの状況とかそういうなのを見てきました。 また、さらに今後も勉強して質問させていただきたいと、そう思います。 県によりますと、有害鳥獣による農作物の被害額が、2003年で1億2,600万円がピークになったと。これをピークに減少していたんですけど、2007年度は前年比8.1%増の9,000万円、2008年度は19%増の1億700万円と増加に転じてきてると。2009年度も前年を上回る見通しになっております。また、越前市でつくられまして被害防止計画におきましても、被害金額が、被害面積もふえてきています。 山際への電気さく設置により被害面積は減少していますが、さくを迂回するなどして里に下るケースがふえ、平野部にも多く出没するようになっています。このイノシシっていうのは我々が思っている以上に賢い。あっこがあいてるぞというと、その情報がどうも流れるみたいです。そういうことで、電気さくの切れてるとこをちゅうことを前提で探しまくるそうです、夜中に。そして、そこへみんなが集団移動して、畑の中、田んぼに入ってくると、そういったことを聞いてます。そういうことで里に下るケースがふえてくると。また、平野部にも多く出没するようになっていると。 平成22年度の当初予算で、緩衝帯の設置モデル事業に1,980万円、また新規で山際整備事業で今年当初予算で5,505万円計上されましたが、これらの事業はいずれも3年間の短期事業で、あとは地元の人が継続するっちゅうことが根本になっております。 有害鳥獣被害の最も多いのが中山間地であり、高齢者が多くて耕作放棄地が多い箇所であります。さらに、今後高齢化が進み、地元で継続したくてもできにくい状況になりつつあります。3年間は、県や市の補助で人を雇用して山際の雑木や草刈りをしても、その後の地元での継続が困難な地域が多くなることを考えた場合、一時的な対策にしかならないのではないかと思われますが、御意見をお聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今議員の御心配になってる、今回の山際緩衝帯整備事業の今後についてっていう御質問でありますが、まずこの事業は、イノシシ等の獣類の出没するやぶ等を刈り込むことによって山と田や畑とを区分をしまして、イノシシ等の出没を抑えることを目的としております。 今回の事業により、一度山際をきれいに整備をすることで、地域での今後の維持管理が容易に行える条件づくりを今させていただいてるというふうに考えております。 今後の管理につきましてですが、こういう中山間地域におきましては、まず現在補助事業あります中山間地域の直接支払制度あるいは市内でかなりのところが取り組んでおります農地・水・環境保全向上対策をぜひ御活用していただいて、地域に応じた無理のない管理計画のもとに山際の管理に努めていただきたいというふうに考えております。 実は、今お話しあったように、昨年から含めて3年間でこの事業終わるわけですが、ぜひ平成24年度以降も、同事業の継続につきましては県に対して要望してまいりたいというふうに考えております。
    ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) これは継続でしても、金額が25キロで5,500万円ですか、膨大な金額がかかります。25キロっつったら越前市の一部分でございます。越前市を全部やるということは余りにも金がかかり過ぎると。その点は、後からまたお話をさせていただきますが。 確かに雑木を切ると、その木は当分はもう切らなくていい。しかし、草は毎年伸びます。雑木を刈りますと、日当たりがよくなって草の伸びがよくなるっちゅうことも、私は現地を回って切実な声で聞いとります。だから、雑木は刈ってもらわんほうが、日当たりが悪くて草の伸びが悪いっちゅうことも聞いてるんです。今けちをつけてるんではないんですが、現実問題としまして、そういう日当たりがよくして見渡しがよくなるということで警戒心の強いイノシシが来にくいということもあるんですが、逆にそういったことがありまして、電気さくも、草に伸びて漏電しまして電気がきかなくなると。 最近はイノシシも賢くなりまして、まずお母さんイノシシはまず最初行かないんです。ちゃんと息子や娘のイノシシに穴を掘らせるんです。私、本当に夜中見に行ったことあるんです。本当に掘ってたんです。夜中にせっせと子供に掘らせて、その後母ちゃんが入るんです。そういうふうに、だんだんと知恵があれしてきまして、電気さくをへとも思わないイノシシも出てくるんです。 そういったことも含めまして、今後の山際のこの耕作放棄地なんです、耕作放棄地もどんどんふえてきてますが、具体的な管理指導について教えていただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今耕作放棄地、確かにふえておりますし、山際に果実などを捨てたりとか、生ごみを捨てたりとかして、そういうふうにえさになるようなものが出てきてるっていうのは確かに出ております。 ぜひ、そういう呼び寄せないような対策、いわゆるまず耕作放棄地をなくして、耕作をしたり、果実など捨てない、あるいは生ごみなど捨てないような対策っていうのをぜひ取り組んでいきたいというふうに呼びかけていきたいというふうに思っております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) なかなか難しい、最難関の問題やとは思いますが、やっぱこういった、この耕作放棄地をどんだけ管理をしていくかっていうのが一つの有害鳥獣の対策やと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ことしの3月議会でもお聞きしたんですが、越前市の鳥獣被害防止計画書の取り組み内容の中に捕獲従事者の養成と狩猟免許取得者の推進が述べられております。平成21年度は、アライグマの捕獲従事者講習会を4月と8月に開催しまして、受講者数18名、登録者数11名とお聞きしましたが、捕獲従事者のその今後の増員目標っていうんですか、特にアライグマが白山を中心に今増加しているということで、今後の必要と推測される目標人員がありましたら教えてください。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今お問い合わせのアライグマの捕獲従事者の講習会でありますが、アライグマの被害に困っておられる地域において主体的にアライグマ対策に取り組んでいただける方を対象にこの講習会を呼びかけていきたいというふうに考えております。 近年のアライグマの出没増加を見ますと、捕獲従事者の増員を目指して、今講習会を考えてるんですが、50名程度の講習会の参加を呼びかけようというふうに考えております。これによりまして、当面の対応は可能であるかなというふうに考えております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 初めて具体的な捕獲従事者の50名という目標を聞けて、安心しました。私も、いろんなところから聞いて、50名いれば、今の段階では要ると。ただ、ハクビシンは急速にふえるっちゅうことも聞いてますので、イノシシとはふえる量が多いと。この前も、私白山を通ってましたら、ハクビシンが私の車の上へ飛び乗ってきまして、おかげで車はひっかけて傷つきましたが、ハクビシンちゅうのは夜間にも昼間も行動するんでびっくりしたことあります。そういったことで、この50名はぜひ進めていっていただきたいと思います。 次に、狩猟免許取得者の具体的な助成内容についてお聞きしたいと思います。 狩猟免許の取得者推進の取り組み内容について、3月議会で、狩猟免許の取得者の助成は、射撃研修会、1年に1遍は射撃に行かないと駆除できない、そういう法律が新しくできまして、その参加費を1人当たり3,000円で26人分が出るようになった。また、狩猟の免許取得への助成金、10人分で1人1万5,000円と出るようになったと、そのようにお聞きしましたが、全体の費用が、維持費も全部含めますと7万3,000円はかかると。なかなか高額なために、1万5,000円の費用はありがたいんですが、まだまだ足りないと、そういう声も聞いております。 今後、その鳥獣被害防止の対策協議会というのがあると思うんですが、その事業で、国から被害防止計画を出したっちゅうことで補助もおりるようになったのもお聞きしてますが、こういった補助も通して、この狩猟免許の取得に向けた助成を検討していくという返事やったんですが、その後の具体的な助成内容が追加できたのがあったら教えていただきたいのと、なかなかこの5年間無事故無違反という、そういう人でないと駆除隊にはなれない、免許も取れないという厳しい条件があります。そういったことで、具体的な助成内容が追加されたんなら教えていただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今お話しありました、市の鳥獣害対策協議会ちゅうのが昨年できまして、今お話しありましたように、助成を受けて、1万5,000円の、いわゆる初任者を対象とした狩猟免許の取得の講習受講料を全額負担をしようっていう計画を持ってるっていうお話だったんです。これが正式に内定が来まして、1万5,000円全額助成をすることにほぼ決定しました。内訳は、県が1万5,000円のうち6,000円を持っていただいて、市が9,000円持つという内容でございます。これは、この協議会をつくり、助成を受けた中でこの事業ができるわけでございまして、とりあえずこの支援事業でこの狩猟免許の取得に係る呼びかけをさせていただこうというふうに思っております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 一歩前進と考えたほうがいいんかなとも思います。 具体的な、そこで、狩猟免許取得者の、先ほどもありましたように、増加人員の目標、また何人ぐらいが現時点での被害額では必要かと。そういった箱わな仕掛けるにしても、狩猟免許がないとできない。いわゆるハクビシンとかアライグマは県の講習でいいんですが、イノシシみたいなやつは大型有害鳥獣になりますので、狩猟免許が必要になります。どうしてもそれがないととれないということで、目標と必要人数が決まっていましたら教えてください。 今現在は、越前市は狩猟免許取得者が63人で、市の委託捕獲隊員は26人と聞いていますが、これが多いか少ないかということも含めましてお願いしたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今議員がお話しあった方々にお願いをしているわけでございますが、実はイノシシを含めてかなりふえていると。どれぐらい鳥獣害の、有害鳥獣害っていうんですか、がふえてるかっていう把握は実際しておりませんので、その結果、今議員の言われたどれぐらいが具体的な目標なのかという、目標設定というのは実はしておりません。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) なかなか目標は立てにくいと思いますが、今越前市のその狩猟免許取得者の年齢がかなり高齢化しています。そういうことを考えますと、山口市とか、3月にも申し上げましたが、宇部市のように、イノシシを群れごととれる箱わなに必要な狩猟免許の取得者を増加させざるを得ないと。先ほど申しました数万円かかる受験費用、まずここをある程度助成額をふやしていく以外に増加する具体的な効果的な対策はないと思われるんですが、再度御意見をお聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 先ほどお話しした1万5,000円の補助、全額助成をことしさせていただきますので、その推移を見て、またその協議会でいろいろ検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) よろしくお願いいたします。 さらに、今度はちょっと視点を変えまして、これからの有害鳥獣対策は、有害鳥獣の種類や数の増加、さらに中山間地の高齢化の増大を考えますと、駆除や捕獲中心から、有害鳥獣を寄せつけない対策、いわゆるお帰りになっていただくと、そのような重点を置いたほうが効果的ではないかと。まして、12年後にはかなりの高齢化、33%ですか、ことを考えますと、そのような効果的な方法にだんだんシフトせざるを得ないんかなと。追いかけごっこになります。 過日、うちの近所の区長がイノシシと朝6時ごろから1時間にわたって格闘をやりまして、食いついて、何ていうんですか、がぶりよつっていうんですか、双方力尽きて、イノシシもびっくらこいて帰っていきましたが、お帰りになりましたが、そういったように、民間の中へ出没する機会があります。そのように、そういったことでお帰りになっていただく。まず、その点を、お帰りになっていただくほうが有効的でないかと私は思うんですが、その点の考えを再度確認をしていきたい。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) なるべく里地に出てこないで山の中にいていただくのが一番いいと実は思いますが、議員お話しあったように、いかに徹底した防除対策をするかということが一番大事じゃというふうに思います。 先ほどもちょっと耕作放棄地がふえてるっていうとこでお話ししましたが、いかに出にくい環境をつくるかということで、まずは、効果が若干弱まってきてるっていう御指摘もありましたが、一番今効果あるのは電気さくの設置でございます。これがまだ未設置のところがございますので、それを未設置のところは設置をしていただく、それから先ほどお話しした、いわゆる不作付地の農地をまず耕作していただくとか、放置された果樹を取り除くとか、そういうことの取り組みをしっかりしていただくことがまずはやっぱり一番大事やろうというふうに思っております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 3月の議会でも、私幾つかイノシシ対策品を、地区の鳥獣対策協議会のモデル地区をつくってやっていくっちゅうことで被害防止計画がのってるんですが、そのモデル地区の中で試験的に実施してはどうかと提案したんですが、その後の状況を教えていただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 御提案いただいて、いろいろ確認をしております。 イノシシ対策品については、効果のある電気さくのほかに、実はいろんな商品が今出ております。市内でも紹介もしましたし、既に試験的に導入した集落がございます。 ただし、イノシシには、その試験的に導入した物っていうのは、イノシシが嫌うにおいとか色をうまく活用した製品が今出てるんですが、イノシシには、実はイノシシと豚が交配したイノブタっていう新しい交配したタイプが出てきておりまして、その業者等、いろいろな人に御相談をしましたら、今お話しした嫌いなにおいとか色、これが通じなくなってるという、そういう新しい交配したものが出ているということで、効果がそれぞれに限定をされておりまして、完璧な対策は出てないという状況であります。 やっぱり市としましては、当面は効果が確認をされてる電気さくや、現在行っております山際緩衝帯の整備事業を中心にしてイノシシ対策を行ってまいりますが、そのほかのイノシシ対策品についても、これからも調査研究をしていろいろやってまいりたいというふうに思っております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 商品名は言うとちょっと宣伝になりますんで言われませんが、確かに今審議監がおっしゃるように、越前市の南部を中心に、イノシシと野豚が交配してイノブタになったと。イノブタと豚が交配してイノブタシシとか何かわけのわからん名前、イノイノブタとか、何かそのように、うり坊のしまが消えてまうと、全然別種のイノシシになってると。そういったイノシシは唐がらしが全然きかないと、そういったこともお聞きします。だから、これはいろいろ効果的なやつを使っていく必要があるんですが。 その中で、アライグマとハクビシンの地域研修会を被害防止計画の中でやっていくということでお聞きしたんですが、その開催内容とか開催単位とか、どういったところでやるんかっていうのを最後に教えていただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 佐々木農林審議監。 ◎農林審議監(佐々木哲夫君) 今お話しあった講習会については、対策協議会のほうでこれから具体的に開催場所、内容等を詰めていく予定でございます。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) できれば、特に中山間地の多い中山間部を中心とした地域で何回かはやっていただきたいと、そういった要望も出てますので、その点要望しておきます。 最後に、もう時間も大分たってきましたので、早く終われって言われてますんで、ごみの有効活用による減量化について質問をします。 昨年の6月議会で、ごみの減量化対策として、学校給食で発生する生ごみの堆肥化や家庭内で発生する生ごみの中の紙類を分別できないかを提案しましたが、その後の進捗状況について確認のためにお尋ねします。 6月議会の市長の提案説明の、この前の提案説明の中で、環境教育の一環として、5月から大虫小学校と味真野小学校の給食残渣の堆肥化を進めていると報告がありましたが、具体的な内容について教えていただきたいんですが。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) ただいまの大虫小学校と味真野小学校の給食残渣の堆肥化の具体的な取り組みはというお尋ねでございますが、両小学校の給食残渣を地元で取り組まれている生ごみ堆肥化施設で堆肥化し、できた堆肥を学校農園等で活用するものでございます。既に、5月中旬からこの取り組みを進めているところでございます。 また、この事業は、ごみの減量化はもとより、資源循環システムを学校で実践するということによって、子供たちの環境学習の一環として取り組むものでございます。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) もう一つ、生ごみの中で、紙類の分別をできないかということで提案をしたんですが、その後の進捗状況についてお尋ねします。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) 家庭内の紙類の資源化でございます。市では、ただいま集団回収によりまして、古紙類の回収につきまして推奨しておりますが、菓子箱やティッシュの箱、はがき、包装紙、紙切れなどの雑紙も再資源化が可能な古紙類でございます。これらの雑紙につきましても、雑紙救出作戦と名づけまして、資源回収の方法の周知啓発を行い、集団回収へ出していたくように取り組んでいっております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) 雑紙救出作戦という名前までつけて取り組んでいるということで、非常にいいなと思うんですが、具体的な推進、PR、推進方法をちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) この雑紙救出作戦の推進方法ということでございますが、この周知につきましては、市広報に掲載しておりますほか、市ホームページ、イベントでの展示、出前講座により周知啓発を図っていきたいというふうに考えております。 さらに、丹南ケーブルテレビでの放映、チラシ、ポスターを作成しまして、町内回覧、集団回収団体や資源回収業者への周知、ESえちぜん認証事業者などへ働きかけを行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) あらゆる角度から周知徹底していくということがわかりました。よろしくお願いしたいと思います。 最後に、ちょっと順番後先になったんですが、先ほどの味真野と大虫の小学校の学校給食の堆肥化の実施事例の結果より、今後他の小学校にも拡大していく考えがあるのか、最後に教えていただきたいと思います。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) 学校での取り組みを拡大する考えはないのかというお尋ねでございますが、この事業は、先ほど申し上げましたとおり、地元で取り組まれている堆肥化施設、大虫とくらたにでございますが、の処理能力に余裕があったこと、また地元の皆さんの御理解を得られたということで実施ができたものでございます。 今後につきましては、この2校における給食残渣の量、堆肥の利用状況等を検証いたしまして、またこの両堆肥化施設の処理能力等勘案して判断することになると考えております。 ○議長(金子芳巧君) 吉田慶一君。 ◆(吉田慶一君) この学校給食の残渣っちゅうのは、3月のときには残渣の排出量が1日5.9キロですか、たしか私の記憶では、非常に少ないということで、厳しいっちゅうお返事じゃったんですが、その後味真野と大虫で取り組むようになったと。エコ大虫と有機くらたにで取り組むようになったと。これは、子供の教育に関しても、これからの未来を考えた場合に、どうしてもバイオ関係は必要な情報でございます。そういった意味で、学校教育の一環から考えても、またそのような取り組みを検討していただきたいことを要望しまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(金子芳巧君) 以上で吉田慶一君の質問を終了いたします。 次に、発言順位4番、題佛臣一君。 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) 自由クラブの題佛臣一でございます。発言通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 まず初めに、都市公園整備について質問させていただきます。 この都市公園におきましては、指定管理者が85カ所見ておられ、また別に市が直営で何カ所か管理をされているというところでございますが、その中で、やはり現在までに、この市民の方々からいろんな苦情とかいろんな要望が来てると思うんですが、どのようなそういう苦情なんかが来ているのか、まずはお聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 水上建設部長。 ◎建設部長(水上博美君) 都市公園におきます苦情はどういうものかということのお尋ねでございます。 主なものといたしましては、都市公園内の樹木がございますが、そういったものにハチの巣とかそういったものがついた場合の虫の駆除、それから犬のふんの処理、それから便所の清掃、樹木の剪定、除草、こういったものが主なものでございます。これらの対応といたしましては、指定管理者でございます施設管理事業団におきまして、連絡があり次第随時対応しているという状況でございます。 また、通常の管理体制を若干申し上げますと、公園全体につきましては、週1回巡回を行い点検を行ってるということでございますし、特にトイレにつきましては、週3回巡回しながら清掃管理を行っているということでございます。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) それぞれ今言われましたように、それぞれそういう苦情が来ているということでございます。 実は、私のほうにも何回かいろんな苦情が来ておりまして、その中で一番多いのは芝生の管理、そしてまた今先ほど言われました樹木の管理、そういうところが非常に多くて、例えば日野川の河川敷とか白崎公園なんかでは、やはり芝生が多いもんですから、例えば今マレットゴルフであるとか、いろんなそういうお年寄りの方々が楽しみにしている団体がたくさんおられまして、もうその球自体がもう芝生の草で隠れてしまうというようなことがございまして、どのように管理をされているのかなということで今回質問させていただいているんですが、週1回巡回で回っておられるということでございますが、それから、例えば苦情が来てからどのようにすぐに対応されているのかなと。 私、言われてから、例えば事業団にそういう話をしたときに、すぐに対応はそのときはしていただいたんですが、やはりすぐにまた草が生えてくるというところで、これはもしかしたらそういうような草刈りに対しての管理費っていうものが若干きついのかなというふうにも思われたんです。その中で、やはりそういう方々に少しでも楽しみをできるだけ持ってもらう、生きがいを持っていただけるように、しっかりとやはり巡回をしていただいて、少しでもいい管理をしていただきたいなと、そういうふうに思っております。 それと、やはりそういう指定管理者に任せっきりに例えばなってしまいますと、例えばフジ棚のちょっと花が咲きにくいんだということで、別に、その花を少しでも咲かせようということで別な予算を組んで入札をするというようなこともちょっと聞いておりますけれども、やはりそういう面も無駄にならないように、若干少し管理費が高くなっても、後からそういうふうな大きなお金が動かないようにしていただきたいなというふうに思いますので、どうかよろしく、これは要望でおきたいと思います。 それでは、次行きます。 実は、昨年質問で、地球温暖化対策のためにも、道路や公園内の水銀灯やナトリウム等をLED照明にかえてほしいと私は提案をさせていただきました。その後、どのようにされているのか、公園内の街灯をLED照明に積極的に導入する考えはあるのか、お聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 水上建設部長。 ◎建設部長(水上博美君) LEDの照明でございますが、初期の投資、いわゆるイニシャルのコストが非常に高いというふうに認識しておりますが、議員からも御説明ありましたとおり、その後の管理費は非常に安くなるというようなことが言われております。こういったことから、コスト面と、それからあわせましての環境面、こういった両面にも十分配慮しながら、今後検討していく必要があるというふうに考えております。 今現在、市のほうで整備を進めております瓜生水と緑公園、ここにも街灯の設置を予定しておりますので、こういった公園につきましては予算の範囲内で導入をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) これは、白熱灯に比べて電気代、消費電力も10分の1、また水銀灯に比べても5分の1、蛍光灯においては電気代、消費電力が2分の1ということも言われており、この前も説明をさせていただきました。 市の道路関係の照明は219本で年間467万円の電気代、また公園内の街灯は255本設置してあるとお聞きしました。そして、電気代は年間615万円とこの前もお聞きしました。私は、この公園内の照明器具の交換は指定管理者に任されていると思うんですが、私、この指定管理者の方にやはり指導をしていただいて、やはりできるだけそういうものにかえていただくということをお願いしたいなと。私は、一度に全部かえてしまうっていうんではなくて、やはり順次、その交換するときにそういうものを少しずつかえていけばコストも下がるのではないかなというふうに思いますので、その点いかがでしょうか。 ○議長(金子芳巧君) 水上建設部長。 ◎建設部長(水上博美君) 事業団にどういうような指導をしてるかというお尋ねだと思います。 電灯の取りかえにおいてLED電球を採用すると、こういったことについては協議をしておりますし、お願いをしているところでございますが、今現在公園に設置をされております街灯につきましては、ほとんどが水銀灯でございます。今私どもが聞いておりますのは、その水銀灯に対応した電球がまだ現時点ではないと、球だけについてはないというようなことも聞いておりますので、街灯施設の更新、こういった時期に合わせまして対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) 水銀灯ということですから、5分の1になるのかなというふうに思います。順次、そういう地球温暖化対策に向けても、体にも優しいLEDを順次交換していくことを少しやはり積極的に考えていただきたいなというふうに要望をしておきます。 それと、この中央公園の施設のことについて少しお聞きさせていただきたいんですが、特に中央公園の中の施設、前回は私は体育施設のプールの話もさせていただいたんですが、それ以外に建物関係が相当やはり古くなってきているんです。これ、菊人形の問題とかいろんなことあるんですけども、やはりこれから先、こういう建物をどのように整備されていくのか、また菊人形の今の場所はそのまま使うんであると思うんですが、やはり売店の問題であるとか、いろんなその建物を、いろんなことを考えますと、やはりその整備をどのような形でしていくのかということを考えておられたらお聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 青柳教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(青柳和男君) まず、私のほうからは、教育委員会で所管しておりますスポーツ施設の今後のあり方についてお答えをさせていただきたいと思います。 このことについては、3月議会でもお答えしましたように、御案内のとおり、中央公園には、体育館を初め弓道場、野球場、それから水泳場、庭球場と、建設からもう既に39年から44年たっているということで、施設の老朽化っていうのは一つの大きな課題でございます。こういった施設を、いかに事故を未然に防止して、スポーツ施設の機能保全、それから安全性の確保、これを大前提に効率的な施設整備を図っていくことが必要だと考えております。 今そういう中で、大変厳しい状況の中でございます。お互いに創意工夫しながら有効活用を図りたいっていうことで、本年度より、この体育施設全体の使用状況、それから施設全体の老朽度を本年度は調べることから始めたところでございます。 今後は、丹南地域総合公園に新しい野球場云々ていう施設もできますが、そういった施設の整備の進捗状況、こういったもんも見据えつつ、それから先ほども言いました厳しい財政状況の中で新たな施設を市独自で建設するということは不可能な状況でございますので、いかに計画的に修繕、改修をしているか、そういうな計画を立てたいということで、平成23年度から体育施設の再配置計画を策定していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) 中央公園にはスポーツ施設のほか、毎年菊人形で活用している施設もございます。その施設等につきましても、今青柳事務局長からございました体育施設の再配置計画の中で中央公園が今後どのような形になっていくのか、さらには来年60回の節目を迎えます菊人形の、その体育施設の再配置計画の中では、その菊人形の会場の設営の仕方等もまたいろんな議論が出てくる可能性もございますので、その中で十分検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) ありがとうございます。順次そういう計画を立てながら、本当に財政難の中で、少しずつ、やはり安全を第一に考えていくということでございますので、その点はよくわかりました。 それで、今言われましたように、菊人形会場の中には、やはり遊具があります。その遊具は、これ菊人形は1カ月以上使うんですが、年間にこれ何回使われているのか、またこれ年間一年じゅう使うのは大変難しいんですが、これやはりイベントなどをもっとして、これを使用することはできないのかなとか、いろいろ考えるわけでございますが、この回数、まずお聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) 中央公園の遊具の使用回数でございますが、昨年度の実績ですと、5月のちびっ子フェスティバル、6月の食育フェア、JAふれあいまつり、秋のたけふ菊人形の3回で、延べ41日間使用しております。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) 4回使用されているということで、大体1年間、まばらですけども、使われているということですが、この遊具は、やはりいろんなことで長年使われてきたと思うんです。やはり心配になってくるのは、その遊具の寿命、果たしてこの寿命がいつぐらいまであるのかなと、耐用年数です。そしてまた、その点検なんかはどのようにされているのかお聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) 遊具の寿命というんですか、そのお尋ねでございますが、遊具の寿命は、法的な定めはございません。このため、点検をきちっと行うために、建築基準法の規定により法定点検を毎年行っております。その中で安全の確保を図っているという状況でございます。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) なかなかそこのところが難しいようで、法的、そういう決まりはないというところでありますから、なおさらこの点検、やっぱりしっかりしていただきたいなというふうに思っております。 以前に、菊人形で、ジェットコースターといいますか、それが少し、若干故障したときも何かあったように思われますし、あれからしっかりと直されて、今のところ十分に安全に使われているというところでございますので、今後そういうものをしっかりと点検をしながら、いい菊人形会場にしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 2点目の質問に入りたいと思います。 続きまして、中心市街地の今後についてを質問させていただきます。 この中心市街地活性化基本計画が平成19年11月認定をされまして、3年目に入り、その間、行政、商工会議所、商店街の皆様の努力により、以前よりはかなり市街地が私はにぎやかになってきたのかなというふうに思っております。 それとまた、四町まちづくり協議会では、景観まちづくりの一環として、タンス町通りの道路高質舗装、卍ガ辻ポケットパークの竣工、平和町公園の緑化推進などが進められております。 また、先般、旧北国街道、市道1151号線、この高質舗装の完成の記念して、地区住民挙げ、そして関係者も交えまして、通り初め式と歩行パレードを盛大に開催をされたところであります。改めて、関係者の方々のまちづくりに取り組む熱意が感じられたところであります。 そのような努力の結果もありまして、市長も述べられましたように、町の中への観光客が、3月13日から5月20日まで2カ月間に184台も観光バスが入り、7,000人もの方が訪れるというようになってまいりました。町なかを散策しながら、例えば蔵の辻であるとか、いわさきちひろの家であるとか、お寺であるとか、そういうなとこをやはり回っておられるのではないかなというふうに思います。 私は、これは本当にこれビジネス、そして活性化の大きなチャンスだと思うんです。しかし、まだまだ空き店舗が多いことが非常に残念でありますし、この空き店舗に何か店があったらいいなと、ここにこの観光バスが来て、それだけの方々がいつも歩いてるのを私見させていただきますと、この空き店舗の中に、このシャッターのその場所に少しでもこういう店があるといいなって思うのは私だけではないと思うんです。 市は空き店舗等にさまざまな支援をされております。それぞれのやはり実績が出てるんです。新事業主に対して、家賃の一部を3年間120万円まで補助するまちなか事業・地域助け合いビジネス開業支援事業、これは19年度で5件、20年度で6件、21年度で5件、3年間で計16件ですね。また、空き店舗活用者に対して家賃、改修費を限度額50万円補助する中心市街地空き店舗活用支援事業、これは20年に1件、21年で2件、2年間で計3件あるということですね。そしてまた、継続事業者3年以上に対しては店舗の内外装改造費に上限50万円、ただしトイレや休憩所併設で上限100万円補助するおもてなしの店等推進事業、これに関しましては、20年に1件、21年に3件、2年間で計4件と聞いております。 このようなさまざまな補助が使われておりますが、そこでお聞きしたいんですが、補助などの支援により、最終的にこの中心市街地の構図をどのように考えておられるのか。そういう補助をされておりますが、市としてはその中心市街地の構図、どのように考えておられるのかなということをお聞きいたします。 ○議長(金子芳巧君) 藤井建設部理事。 ◎建設部理事(藤井信夫君) 最終的な中心市街地の構図をどのように描いているのかとの御質問でございますが、中心市街地活性化基本計画の基本方針といたしまして、「さまざまな人が暮らし、活動し、交流する場として多様な都市サービスが提供され、楽しく歩ける町、訪ねたくなる町、また歴史的に培われてきた地域独自の文化を磨き、人々の交流によって新たな文化を生み出していくまちづくりを推進していく」とうたっておりまして、多様な主体の参画と連携により町の活力を高め、居住、商業、観光がバランスよくあり、人が集まり、にぎわう町を目指しているとこでございます。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) なかなか、そういう計画の中の言葉で言うとそういうふうな流れになるんでしょうけども。 私は、簡単に言いますと、今中心市街地の中の商店街の方々が、今言うように7,000人もの方々がそこへ観光で訪れるので、例えばお土産関係の観光地向けの商店街にするのか、例えばそこの地域住民の方々を対象にしたのを考えながらやるのか、どちらかといえば、今の流れからいくと、こんだけたくさんの観光が来ておりますから、しかしながらこれ観光の来るときでないと人は来ませんので、常時やはり人がいないというとこで、なかなかそういう点も難しいのかなというふうに思います。 しかしながら、この越前市の魅力を知ってもらうためには、まだまだ考えなければならないと思います。先ほども言いましたように、184台もの観光バスが、7,000人も訪れる、今後の期待がやはり高まってます。 せんだっては、商店街とまちなかプラザ、天神様を展示し、にぎわいのある通りに取り組んできております。このような、例えば天神様の展示のような、各商店、各個人宅の協力で3カ月ごとの取り組みなど、越前市の魅力を県内外へ発信するなど、またまちなかプラザ、今中心にありますあのまちなかプラザの中、お土産も販売しておりますが、イベント期間限定で、例えば越前市の自慢の市のような、伝統工芸品であるとか、地元米、先ほどの例えばコウノトリ米などを販売店を設けるなど、観光客への今後の対応、そういうこともひっくるめて、この観光客向けに対しての例えば計画などがもしあるならばお聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) ただいま議員が御紹介いただきました天神様の展示等、おひな様の展示なども、地域の商店街の皆さんが一生懸命連携していただいて取り組んでいただいております。本当に感謝申し上げるところでございます。 なお、まちなかプラザでは、伝統工芸品であります越前打刃物や越前和紙、地元の特産米なども既に販売をしております。 なお、さらに新たな店舗展開あるいは商品販売につきましては、市の商業支援策制度を活用していただきまして、商業者の方が積極的な事業展開をしていただくと、そういったことによりまして観光客への対応を図っていただけるものというふうに考えております。 なお、5月28日から6月末にかけまして、地元の食品会社の方が、バスが3台以上来る日に蔵の辻でアイスキャンデー、大学芋、焼きドーナツ、そばまんじゅう等を販売する店を出店するという取り組みを既に始めていらっしゃいます。そういった小さな取り組みからのスタートが大事かなというふうに考えております。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) 部長のほうから今説明をいただきまして、本当に少しずつそういうふうに取り組んでいく、それは本当にこのにぎわいにつながっていくのかなというふうに思っております。そういうこともしっかりと、これは自然にきっとつながっていくんだろうかなというふうに私は思います。 観光客がふえていることは大変喜ばしいことであります。今後も、越前市をPRをしていただき、拡大していただきたいなと、そういうふうに思っております。 県内外の取り組みと同時に、地元市民が足を運ぶ環境もやはり考えていかなければなりません。3月に閉店をするまで毎回シピィで買い物をされていた人が、閉店後どこでそれを求めればいいのかなという声をよく聞きます。 閉店が決まり、シピィに店を構えていた経営者の方に中心市街地の空き店舗を利用して経営継続の話をされましたが、もうよい返事は余りなかったなというふうに聞いております。この原因は、やはり人が通らない、人が歩いていないなど、結局これまで言われてきた課題になってくるんだと思います。 例えばシピィですべての買い物が賄えるように、例えば一つの通りに買い物が済まされるような計画、いろんな食べ物であるとか、シピィの中であったようなものを、その中心市街地の通りにそういうものを出していただくような大胆な改革もやはりしていただくと、やっぱりそこで、あそこの通りへ行けばシピィであった買い物のようなことができるんだなと、あの通りへ行けばできるんだなということを、やはりそういうことも考えていただけると、それじゃ私どもの食品はそこへ行って店を出しましょう、じゃあ私のとこの店はここで出しましょうっていう、その通りなんかをやはりするとかなり活性化に結びつくのかなというふうに思うんですよ。そういう点につきましてどういうふうにお考えか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業環境部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) 議員御指摘のように、中心市街地の空き店舗等で新たな開業をするっていうことの支援策、それにつきましては、まちづくりセンターその他でいろんな取り組みを行っているところです。 しかしながら、やはり行政が本当に支援できるといいますのが、商店街や小売業者の皆さんが、越前市、行政がただいま提案させていただいています商業支援策をまずは活用していただきまして、商業者の皆さんみずからが、今議員おっしゃるような、もし大胆な改革も必要ということでございましたら、そのような御提案をいただいて、それにいかに行政として支援がしていけるかということで取り組んでいきたいなというふうに思っております。 まずは、本年度からも先進的、意欲的な個店グループが取り組む地域商業活性化事業を支援することを目的に、元気な商業者グループ支援事業補助金を創設させていただきました。こういったものを広く活用していただきまして、積極的な事業展開を図っていただきたいというふうに考えております。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) きっとそういうような計画というか、そういうなのはきっと、私が思うには、タウンマネジャーであるとかそういうところがやはり調整をしながら提案をしていかなくてはいけないのかなというふうに思っております。 中心市街地にはまだまだ空き店舗がありますが、これ市内の方にそこに店を出してくださいよって言うてもなかなか来られないなというところに今現在なってるのかなと思うんです。やはりこれだけ観光も、少しずつですけど、よくなってきましたので、やはり市外の方々からここへ、この越前市のこういう、ここはすばらしいんですよと、ここで一遍店を出しましょうと、一緒ににぎわいましょうと、そういうような前向きなことをやはりこの越前市から発信するというか、何かそういうことを考えておられますか。 ○議長(金子芳巧君) 藤井建設部理事。 ◎建設部理事(藤井信夫君) 空き店舗の利用促進策でございますが、中心市街地の空き店舗につきましては、まちづくり会社と商工会議所において空き店舗のお見合い活動を積極的に行っているところでございます。また、商工会議所のホームページにも空き店舗情報を掲載し、県内外に情報発信をしているところでございます。 平成19年度から現在までの空き店舗のお見合い成立は38件ございます。ほとんどが市内からの出店が多いというふうに聞いてございます。 以上でございます。  ──────────────── ○議長(金子芳巧君) ここで申し上げます。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  ──────────────── ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) ありがとうございます。 先ほど、おもてなしの事業にちょっと戻りますが、これ中心市街地の観光客用のトイレ、現在何カ所あるのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(金子芳巧君) 河瀬産業観光部長。 ◎産業環境部長(河瀬信宏君) 観光客あるいはイベントの来場者、買い物客の皆さんなど町なかを訪れる人のためのトイレといたしましては、独立したものとしては、広小路通りの札の辻と総社内の2カ所でございます。札の辻のトイレは、昨年洋式トイレを1基増設したところでございます。 また、まちなかプラザあるいは公共施設に設置してあるトイレについても御利用いただけますし、さらに市の支援で整備していただいたおもてなしの店などを利用することもできます。おもてなしの店につきましては、わかりやすい案内表示をするように指導しているところでございます。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) なぜ私がこの質問をさせていただくかといいますと、やはり観光客の方が、私ぶらっと歩いてますと、トイレはどこでしょうか、トイレはどこでしょうかってやっぱり聞くんです。やはり大型バスで来ますと、これ一気におりますから、やはりそこへ来た場合に、その駐車場へ来た場合には、必ずトイレに行きます。そういう場合に、トイレがわかりにくいとか、そういう対策をされていると思うんです。今聞かれますと、何とかそれで賄っているというふうに言われますけれども、私は決して賄ってないのかなというふうに思います。 私は提案したいのは、やはりそこへ着いたところにやはりトイレがあるべきではないかなというふうに思っております。その駐車場内でのトイレの設置などは何か考えていく方法はございませんか、お聞かせください。(「委員会で聞けや。産観委員会で聞けや。」と呼ぶ者あり) ○議長(金子芳巧君) 藤井建設部理事。
    ◎建設部理事(藤井信夫君) 今の駐車場内にトイレ設置ができないかというような御質問でございますが、幸町に設置されておりますまちなか駐車場は、平成20年度から5カ年の社会実験駐車場として、民有地を本市が賃貸借契約を締結して運用していることから、トイレの設置は困難ではないかというふうに今考えているところでございます。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) 以前と比べると、市街地の景観もよくなってきておりますし、住みやすくなってきたなというふうに若干思うところでございますが、そこでお聞きしますが、越前市は定住化を進めております。現在、その空き家、今後の対策はどのように考えておられるのか。 ○議長(金子芳巧君) 藤井建設部理事。 ◎建設部理事(藤井信夫君) 定住化促進策に関する御質問でございますが、いずれにしても中心市街地活性化基本計画に掲げます定住人口に向けた取り組みとして、平成19年度から3年間で、民間優良共同住宅57戸、高齢者向け優良賃貸住宅80戸、住宅用地購入資金利子補給住宅5戸の実績が今あるところでございます。 また、空き家につきましては、現在中心市街地に約300戸、その中で、程度のよい家につきましては40戸ほどございます。これらについては、まちづくり会社が入居促進活動を行っており、現在までに8戸の入居実績がございます。 しかし、中心市街地は、高齢化率が37.5%と高く、出生数が低いため、自然減に歯どめがかからないというような状況でございます。 以上です。 ○議長(金子芳巧君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) このように、せっかく行われている支援や補助金が中心市街地の活性化にやはりつながっていき、後にはやはり定住化につながるように進めていきたいなというふうに思います。 今回は、今怒られましたけど、委員会のほうで話もまたしていかなあかんのかなと。中身について、もっときちっと委員会のほうで話もせなあかんなと思いますけれども。 やはり、せっかくこのように町の中が少しずつにぎわいが戻ってきたというか、ふえてきました。やはりそれをうまくチャンスに結びつけるような、元気のある商店街もまだまだおられます。しかしながら、今こういう経済状況を考えますと大変厳しい状況でございますので、やはり市街からもそういうことを呼んでくるとか、いろんなことを、やはりいろんな方面を考えながら進めていき、最終的にはたくさんの方がこの越前市に定住、要するに住んでいただくというふうなことに結びついてくるのかなというふうに思いますので、さらなる、市の皆様方におかれましては、商店街の方々、商工会議所の方と一緒に、議員も一緒でございますけれども、一緒になって、やはりこの活性化に向けて頑張ってやらなくてはいけないかなというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいなというふうに思いまして、私の質問をこれで終わります。 ○議長(金子芳巧君) 以上で題佛臣一君の質問を終了いたします。  ================ ○議長(金子芳巧君) 本日はこれをもって延会いたします。 次会は明日6月4日午前10時から再開いたします。        延会 午後5時00分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│            予   算   付   託   表            ││ 総務委員会                                   ││  議案第42号 平成22年度越前市一般会計補正予算(第1号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳入全部                                ││     歳出第 2 款 総務費                          ││ 教育厚生委員会                                 ││  議案第42号 平成22年度越前市一般会計補正予算(第1号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 3 款 民生費                          ││       第10款 教育費                          ││ 産業環境委員会                                 ││  議案第42号 平成22年度越前市一般会計補正予算(第1号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 6 款 農林水産業費                       ││       第 7 款 商工費                          │└─────────────────────────────────────────┘            一 般 質 問 発 言 通 告 項 目 一 覧 表                      (平成22年第4回越前市議会定例会)順位通告者発 言 の 項 目答弁を求める者1片 粕 正二郎1 市政の推進について  (1) 副市長不在での考え方  (2) 新任部長の考え方  (3) 市長と各部長の政策協定  (4) 議会に対する姿勢と考え方  (5) 委員会審議における理事者の取り組む姿勢市長 企画部長 総務部長 産業環境部長2 市政の抱える諸課題について  (1) 地方財政を取り巻く情勢  (2) 越前市における閉塞感の認識  (3) 都市力の低下への対応  (4) 原発に対する認識と対策等  (5) 非常時のマニュアル化  (6) 丹南病院完成後の交通アクセス市長 企画部長 総務部長2川 崎 悟 司1 農政について市長 産業環境部長 2 教育行政について教育長3吉 田 慶 一1 高齢者の運転免許証自主返納対策  (1) 自主返納者に写真付き住民基本台帳カードの発行手数料を無料化  (2) 公共施設における専用駐車区間制度の実施状況市長 企画部長 総務部長 市民生活部長2 有害鳥獣対策について  (1) 中山間地における県や市の緩衝帯モデル事業と山ぎわ整備事業の終了後の問題  (2) 捕獲従事者の増員目標  (3) 今後の新しい対策について市長 産業環境部長3 ゴミの有効活用による減量化  (1) 学校給食残渣の有効活用  (2) 家庭用の生ゴミと雑紙類の再資源化市長 産業環境部長4題 佛 臣 一1 都市公園整備について市長 産業環境部長 建設部長2 中心市街地の今後について市長 産業環境部長 建設部長5西 野 与五郎1 高齢者・障がい者に対する福祉の充実  (1) バリアフリーへの整備と支援策について  (2) 障害者への自立支援に向けた取り組みについて市長 総務部長 福祉保健部長2 越前市の農業をどう守り育てていくのか  (1) 個別所得補償モデル制度の取り組みについて  (2) 有害鳥獣対策への取り組みについて市長 産業環境部長6玉 村 正 夫1 国民健康保険制度について市長 市民生活部長2 中小企業の仕事確保対策について市長 建設部長3 公契約条例の制定について市長 企画部長 総務部長7小 形 善 信1 産業の活性化について  (1) 工業の活性  (2) 商業の活性  (3) 観光の活性  (4) 商工会議所との連携について市長 産業環境部長2 公共交通について  (1) 市民バスの運行  (2) 福祉バスの運行市長 企画部長8関   利英子1 ワクチンで市民の命を救うには  (1) 「子宮頸がん予防ワクチン」「ヒブワクチン」「肺炎球菌ワクチン」の公費助成を市長 福祉保健部長2 受動喫煙の被害を防ぐには  (1) 市内の受動喫煙防止状況は  (2) 仁愛大学での禁煙・分煙についての指導状況は市長 福祉保健部長3 発達障がい対応の(電子)ディジー教科書の普及を教育長4 コウノトリを市の鳥に市長 総務部長9嵐     等1 「水道ビジョン」策定に関連して水道部長2 高齢者の生きがいづくりについて  (1) いきいきサロンのあり方市長 福祉保健部長3 ショッピングセンター「シピィ」その後について産業環境部長10大久保 恵 子1 有機農業推進計画の策定を市長 産業環境部長2 学校給食に有機米を市長 教育長 産業環境部長3 農業ビジョン実践プログラムの広報を市長 産業環境部長4 市民認知症総サポーター制へ向けて市長 福祉保健部長 5 外国人児童・生徒の日本語支援について教育長6 地域支援員について市長 市民生活部長11中 西 眞 三1 越前市総合計画基本計画改定について  (1) 改定への基本的考えは  (2) 基本フレームの計画人口の変更は  (3) 基本計画推進に当たって財政的裏付けは  (4) 合併特例債の活用と市債残高市長 企画部長2 買い物難民予防対策と賑わいづくりについて  (1) 中心市街地の個人商店数の推移は  (2) 買い廻り品、生活用品が街中で何時まで買えるのか  (3) 予防対策事業を考えているのか市長 福祉保健部長 産業環境部長 建設部長3 大規模集客施設等の郊外出店規制について市長 産業環境部長 建設部長12川 崎 俊 之1 排水環境整備について産業環境部長2 福祉事業  (1) 障がい者自立支援法の現状と今後の対応  (2) 障がい者授産施設への支援と整備市長 福祉保健部長3 学校教育について  (1) 障がいのある小・中学生の支援について  (2) 県立高等学校再編整備について教育長13前 田 修 治1 国民健康保険について  (1) 国保税の未納・滞納世帯とその原因は  (2) 国保税の軽減、減免について  (3) 資格証明書、短期保険証の取り扱いについて市長 市民生活部長2 少子化対策及び子育て支援策について  (1) 医療費助成事業について
      ① 一部負担金、所得制限の廃止、窓口無料化の実施について  (2) 妊婦健診無料化制度の継続についての考えは市長 福祉保健部長3 人工透析通院費の助成について市長 福祉保健部長14細 川 かをり1 小学校家庭科におけるIHクッキングヒーター設備導入について教育長2 安全安心なまちづくりについて市長 総務部長3 産業振興について  (1) 伝統工芸の産地活性化  (2) 産業観光拠点としての看板整備市長 産業環境部長4 市政運営について  (1) 子どもにツケをまわさない財政のあり方  (2) 地方分権が進む中での議会  (3) 自治基本条例のレベルアップ  (4) 女性の声の反映策  (5) 現地現場主義、市民満足度向上市長 企画部長 市民生活部長15三田村 輝 士1 シピィ閉店後の専門店への支援について  (1) 出店に向けた環境整備について  (2) 中心市街地商業振興の見直しについて  (3) 失業者への支援について市長 産業環境部長 建設部長2 市職員の民間企業研修について  (1) 研修の目的について  (2) 職員研修の旅費の充実について市長 総務部長3 スクールバスの運行について  (1) 運行基準の設定について教育長16城 戸 茂 夫1 「まち残し」策について  (1) ショッピングセンター「シピィ」の閉鎖後の状況   ① まちづくりにおける影響と行政としての考えについて   ② 閉鎖時における市の対応について   ③ 相談窓口開設の状況について   ④ 新部長の考えについて市長 産業環境部長 (2) 中心市街地について   ① タウンマネージャー設置の効果について   ② 人的配置と実行予算について   ③ 「まち残し」案の考えについて市長 建設部長2 越前市文化振興事業団と越前市施設管理事業団のあり方について  (1) 2つの事業団の一本化について  (2) 100%出資の考え方について  (3) 公益法人化と市との役割分担の明確化について  (4) シルバー人材について  (5) 事業団等の市の関わり方について市長 総務部長 産業環境部長17玉 川 喜一郎1 市長の政治姿勢について  (1) 地域ミーティングの成果と意見について  (2) 市民と市議会の語る会の意見と成果について市長 総務部長...